私の体の中の・・・ | 34歳夫のくも膜下出血体験記~沈黙の不倫から13年~精神科入院中の夫と母子の歩む道

34歳夫のくも膜下出血体験記~沈黙の不倫から13年~精神科入院中の夫と母子の歩む道

2011年7月夫が突然くも膜下出血(グレード5)を発症。その後の不倫発覚…高次脳機能障害(精神科入院中)の夫とこの先どう歩んでいくのか。日々の揺れ動く心を描きたいと思います。娘21歳 息子16歳 妻(私)多発性神経鞘腫という持病持ち。これについても記したいと思います。


季節の変わり目だからでしょうか・・・


私の体の中の腫瘍たちが 暴れております。




神経に出来る腫瘍なので 安易に神経をいじる手術をすれば

麻痺や痺れに悩まされ 結果手術後の方が辛くなる・・・ということから



今は この腫瘍たちと共存する方法しかありません。



チクチク 針を刺されてるような神経痛に悶絶しておりますあせる



せめて あと10年は おとなしくしていてもらいたい叫び頼む!!腫瘍達!!








さてさて 今日は日曜日なので旦那の所へ





午前中は 義母と義姉が訪ねたらしい。

午後から 私と子供達が行ったが 午前中に母と姉が来たことは

すでに 忘れていた。




しかし このところ不調さが目立っていたが 今日はスッキリした顔で

応答も出来ていた。




「何か飲むはてなマーク


「うん!!


「自販機どこ!?


「あそこあし 一緒に買いに行こう目




「何 飲む!?


「コーラ!!


「あるの!?


「あるよ!!



コーラ 本当にあった。

いつも目にしているものは 覚えているのかな。


みんなおやつを食べているのに 

カロリー制限で 旦那だけ果物2切れとかの毎日。


こんな風に会話が成立したのは久しぶりのような気がする

たまには コーラもいいか・・・




しかし 缶のプルタブが 開けられない・・・

ペットボトルの蓋も 開けられない。



父親らしく 子供達に



「開けてあげるか!? と言い 

子供達も 「うん!!お願い音譜と言うが



開けられない・・・



「んんんん・・・・なんでこんなことも出来ないんだ・・・」

「何をやってるんだ 俺は・・・」 と



泣きそうな顔で 私を見る。







私が 施設に行くと 必ず


「ワゴンRで来たのはてなマーク」 と聞く。


これは 5年前に乗っていた車。

その車を売って 大きな車を買った記憶が すっぽり抜けている。


その大きな車を乗っていた時期に 旦那は倒れている。


やっぱり 倒れた直近の記憶は無いらしい。

当然 不倫の記憶も 神様は消し去ったと思われる。



仕事のことを聞いても 「整備士」と答える。



これも 11年前の職業。

少し ヒントを与えると

「あっ!!俺 公務員だった・・・」 と やっと思い出す。






漠然と この施設で毎日 座ってばかりの生活は酷なのではないか・・・

もっと ふさわしい施設を探すべきなのではないか・・・


自宅介護したらどうなる!?

でも 今は無理か・・・ なんてことを考えながら


今は ただひたすら 一本道を歩いてるような状況。




無理に動かず 無理に考えず

ただひたすら 一本道を歩いていこうと思う。



仕事か・・・

介護か・・・




次の分岐点が目の前に現れるまで 流れに身を任せよう。