69歳になりました・・・・ | トナカイの独り言

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 3週間ほど前の1月26日、わたしは69歳になりました。あと1年で70歳ということです。

 68歳はいろいろな変化があった年でした。嬉しいこと、辛いこと、楽しいこと、悲しいこと、すべてたくさんあった年となりました。

 「いつかはハーレー」と願って10年ほど前に買ったハーレーを売ったり、庭に大型の倉庫を建てたり、エフ-スタイルスクールの後継者を決めたり、いくつかの環境や状況が変わりました。
 自分なりにいちばん思い切ったのは、コロナで丸々3年間出場していなかった水泳の競技会に復帰したことです。3年間まったく泳いでいなかったわけではありませんが、ハードな練習をしていなかったことも事実です。
 大会に向けて練習しても、なかなかタイムが伸びず、試行錯誤を繰り返した年となりました。幸運にも実力に伴わない素晴らしい結果・・・・ジャパンマスターズ50mバタフライ優勝・・・・を達成できましたが、今年も泳げる環境にあれば、昨年以上にしっかり泳いで実力をアップさせたいです。
 68歳の1年間で、およそ100日スキーレッスンをし(滑ったのは120日以上 / 夏場のレッスンは約30日をこれにプラス)、110日ウェイトトレーニングをやり、90日泳いだ年になりました。

 

 前にも書いたのですが、26歳でヒザの手術をした時、30歳までスキーを続けられるとは思っていませんでした。怪我は靱帯損傷と半月板損傷でしたが、1981年の当時、選手復帰は無理と言われた怪我だったからです。

 それがさまざまな人生の紆余曲折から、ずっとずっと滑り続け、今でも職業として滑り続けています。そして嬉しいことにスキーを愛する気持ちや、スキーが楽しいと感じる心が、今も続いています。
 今日も昨日も朝一番、レッスン前にガチガチに凍った飯森のA級モーグルコースを滑りました。ほんとうに難しいコブなのですが、45年前と同じような喜びを感じることができます。
 また向かい角を真剣に考えるようになり、大回りターンが人生で最高に良くなってもいます。65歳までの自分の大回りを思い出すと、そして映像に残っている昔の大回りを見ると、恥ずかしくて仕方がないほどです。

 90歳に近づいてなお現役スキーインストラクターの平沢文雄先生が、数年前こんなことを言われました。 

 「生きがいとは希望であり可能性」
 幸いにもスキーという生き甲斐を与えられたわたしも、希望と可能性を感じています。

 「スキーは今だにわからないけど、毎年上手になっている」
 先ほど書きましたように、迎え角を考えるようになった整地の大回りは人生最高の状態です。

 自分なりに、少し目標らしいものを考えてみました。
 いくつかあるのですが、まず2回宙返りをウォーターでも良いから75歳くらいまではできる状態でいたいです。
 1回宙返りは雪上で、とりあえず80歳までは飛んでいたいですね。
 アグレッシブなコブの滑りもバックフリップと共に続けたいです。

 今年、パワーリフティング世界チャンピオン・沖浦先生とコラボキャンプをやります。ここでは「若々しくあり続けるための秘訣と、同時に90歳を超えても楽しんで滑れる体作り」を提唱させていただきます。
 やはり、年齢が増すと筋力低下が顕著になります。それを防ぐためには沖浦先生が提唱されている短時間の負荷を用いたトレーニングが最高だと、わたしには信じられます。

 どうせなら90歳ではなく・・・・すでに三浦敬三先生や平沢文雄先生が実現されていらっしゃるので・・・・いっそのこと100歳を目標にしても良いのではないか、とも思いはじめました。そのために平沢先生のご子息、克宗先生にご協力いただき、新しいテクニックも模索しております。
 平沢文雄先生や克宗先生のテクニックは、老化による筋力低下を考えると、ほんとうに参考になります。お二人から、たくさんのことを教えていただき、それをうまく取り入れたいと願っています。
 わたしの親友が音頭を取るキャンプ『マエストロ、わたしをスキーに連れてって』では、今シーズン克宗先生をゲストコーチとしてお招きしております。ご興味のあられる方は、ぜひご参加下さい。

 ・・・・ということで、わたし自身はもう少しアグレッシブに滑り続けると同時に、100歳でも楽しく滑れるテクニックを考察していきます。

 ご一緒してくださる方々、レッスンをご受講いただけるみなさま、69歳の角皆優人も、どうかよろしくお願い致します。

 

<映像は68歳と3ヶ月の時の滑り>