トンガタプでの出張を終えてハアパイへ帰ってきました。


私がハアパイ空港に着くと、そこにはハアパイハイスクールの学生がたくさんいて、1つの棺を囲んでいました。


その棺は、私が乗ってきた飛行機で、トンガタプへ向かうようでした。




私は出張していたので、全く知らなかったのですが、


先週、ハアパイハイスクールの2年生(12歳)が、校内でナイフを胸に突き刺して自殺を図ったそうです。


原因は、いじめ。


クラス全員で彼をからかっていた、そして、それに担任の教師も加担してたということでした。


病院に運ばれたものの、そのまま息を引き取り、


彼の両親がニュージーランドへ住んでいるため、ご遺体はハアパイで埋葬するのではなく、トンガタプへ送るということでした。



この島の人々は一見、温和で、みんなにこにこして生活していて、確かに刺激は少ないけど、平和な暮らしをしています。


でも、やっぱり、いじめとかそういうのはどんな世界にも存在するんですよね。


そして、心を痛めたり、病んでたりしている人も、どんな世界にも必ず存在しているのだと思います。



実は、私がハアパイへ赴任して、自殺のニュースを聞いたのはこれで2回目。


1回目は、赴任してすぐでした。知り合いの外国人の方だったので、とてもショックでした。


そして、2回目は子ども。12歳。私が赴任してきたとき、どこかの小学校に6年生でいたのかもしれません。




先週から今週にかけてハアパイは、このニュースでもちきりだったようですが、時間ががたつにつれて、こうしたことはだんだん話題にされなくなってしまうものです。


私は日本に帰っても、彼の早すぎる死を忘れないようにしたいと思います。



写真は、彼が亡くなったハアパイハイスクールの校庭にて。
Tongaでぷかぷか♪のびのびライフ♪

ご冥福をお祈りします。