ある農村で、
地元でも有名な富豪の屋敷に泥棒が押し入った。
家の者はちょうど旅行中で留守だったが、
住み込みの家政婦が泥棒と遭遇し、
発覚を恐れた泥棒によって刺殺されてしまった。
家政婦は、
死亡する直前に自分の血を使ってダイイングメッセージを残していた。
「10:1…?」
担当刑事は考え込んでしまった。
その後、泥棒の侵入経路などを調べるうちに、
犯人は普段から屋敷に出入りしていた者との見方が強くなり、
警察は容疑者を4人に絞り込んだ。
崎山創(さきやまはじめ)…52歳、男。
地元銀行の管理職。
大口の融資契約のために屋敷を訪れることがあった。
大棟美智子(だいとうみちこ)…41歳、女。
リカーショップDAITOの店主。
酒類の配達でよく訪れていた。
望田正治(もちだせいじ)…36歳、男。
望田とうふ店の店主。
数日おきに豆腐類を売りに来ていた。
今本源蔵(いまもとげんぞう)…25歳、男。
今本工務店の若旦那。
屋敷の改築を頼まれ、たびたび打ち合わせに来ていた。
容疑者のプロフィールをながめていた刑事は、
はたと気づいて1人の容疑者の名前を指差した。
「犯人はコイツに違いない」
果たして犯人は誰だったのだろうか?
ヒント↓(反転)
・10:1はどの容疑者のプロフィールにも、関連する内容がない。
・関連しないということはつまり別の読み方があるということだ
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