おはようございます。
昨日は、須藤尚毅さんをしのぶ会に行ってきました。
生前彼と縁があった人だけのこじんまりとした会でした。
と言ってもあまり知られてはいないと思いますが、
彼は、30年ほど前、レースクイーンのスカウトとして腕を振るった人で、
三井ゆり(現野口五郎夫人)や蒲池幸子(のちのZARD坂井泉水)、いけだりか(元ミニスカポリス)さんなどをスカウトしたそうです。
そして、そのあとは、折口雅博氏とともにジュリアナ東京を立ち上げたり、セブンイレブンとタイアップしてレースクイーン写真集を出して大ヒットさせたりした方です。
最近は、東日本大震災の後、カーレースが中止になって大損害を被ったり、折口雅博氏が会長を務めるグッドウィル・グループが突然廃業したりという事が重なり、不遇の時期を過ごしておられました。
彼は、昨年末、脳梗塞に倒れ、57歳でこの世を去りました。
この世を去るには少し早い年齢でしたので、ちょっと寂しさはあります。
でも、彼は、いろんな人の心に永遠に生き続けていると思います。
晩年、不遇だった時でもいつでも明るく、楽しそうにしていた姿は、接する人たちを元気づけてくれました。
また、彼が芸能界入りのきっかけを作った人たちの映画や歌によって、色々な人の人生に影響を与えたことでしょう。
そういう意味で、彼は、間接的に多くの人の人生に影響を与えたのだと思います。
あるいは、一世を風靡したジュリアナ東京に思い出がある方も多いかもしれません。
多くの人は、彼ほど多くの人の心に影響を与える機会が得られる人は少ないかもしれません。
でも、接する人たちの心の中に永遠に生き続けるような生き方はできると思います。
地位や財産を得れば、生きている間はもてはやされるかもしれません。
しかし、もし、人の心に残るような生き方をしなかったならば、この世を去ると同時に人の心から消し去られてしまう事でしょう。
だから、私は一時的なものを追うのではなく、たとえ少数でも、残された人の心に永遠に生き続けられるような生き方をしたいものだと思います。