(恐怖ポイント6)
ここ四つ辻は著名な茶店仁志むら亭もあり、昼間はたいそうな人出で賑わっている。 夜間は時折肝試しにやって来た若者や外人ハイカーに出遭うぐらいだ。 しかし考えてみたら、四つ辻という場所名からも分かるように、四方八方から魔物による第三者の厳しい眼で監視を受ける場所でもある。 私はここに設置されたベンチに腰掛けて小休止し、夜景と魔物を肴(さかな)に持参したオニギリとコーラとチョコレートに舌鼓を打つのを楽しみにしている。 千本鳥居からここまで約一時間、稲荷山徘徊はまだまだ続く。
三つ辻を背にしたなら、後は有名な四つ辻までほぼ一直線だ。 しかしながら驚くのは四つ辻に至るまでに土産物店などが数軒あり、人が住んでいることだ。 こんな場所に住まれては、何よりも新聞配達員泣かせ、郵便配達員泣かせ、宅急便配達員泣かせ、救急隊員泣かせ、消防署員泣かせ、警察官泣かせであるまいか? 実際に、早朝に新聞配達員と遭遇したときに尋ねると、新聞購読料は下界の平地と同じだとぼやいていた。また、何よりも魔物に襲われても助けてくれる隣人とていまい。
(2016年10月7日撮影/四つ辻より下界を臨む)
ここ四つ辻は著名な茶店仁志むら亭もあり、昼間はたいそうな人出で賑わっている。 夜間は時折肝試しにやって来た若者や外人ハイカーに出遭うぐらいだ。 しかし考えてみたら、四つ辻という場所名からも分かるように、四方八方から魔物による第三者の厳しい眼で監視を受ける場所でもある。 私はここに設置されたベンチに腰掛けて小休止し、夜景と魔物を肴(さかな)に持参したオニギリとコーラとチョコレートに舌鼓を打つのを楽しみにしている。 千本鳥居からここまで約一時間、稲荷山徘徊はまだまだ続く。
(2016年10月7日撮影/稲荷山参拝道)