(2019年9月22日0時30分頃撮影)

2019年9月15日と22日2週続けて夜中の伏見稲荷大社及び稲荷山に赴いた。 前者は十五夜の満月を取るためにやって来た。 自分なりに満足のいく写真が撮れたと思う。 考えてみれば夜中の伏見稲荷大社に通い詰めて幾年、撮影技術、中でもオートに頼らないマニュアルでの撮影は随分と勉強させてもらった。 フラッシュを焚いては夜中の伏見稲荷大社の妖しい雰囲気が表現出来ないので必然的に絞りやシャッタースピードなどを自分で調整することになる。 それでもなかなか100%満足のいく写真が撮れないのも現実だ。 したがって足しげく通うことになる。
(稲荷山山頂にて)

最近では夜中の稲荷山に女の子だけの登山者に出くわすことが多くなった。 以前は男女混合のグループでやって来たのにはよく出くわしたが、先週も今週も女の子二人組でやって来ていた。 私はその都度彼女達を稲荷山秘密の展望台に案内して感動させ、その後で幽霊写真を見せて恐がらては悦に入っている(笑)。 今宵は他にフィンランドからやって来たという約30人からなるグループが稲荷山でマラソンをするというイベントに遭遇した。 暗闇の中を八つ墓村の如く頭に懐中電灯をくくりつけて走ってくる人影は異様でもあった。


(夜中の千本鳥居)

先週、久しぶりにイノシシに遭遇した。 稲荷山を下山し千本鳥居付近に差し掛かったとき反対側から警備員が「気を付けてくださ〜い! イノシシが出没しています‼︎」と叫んでいた。 その瞬間、目の前をイノシシが横切って行ったのである。 暗くてイノシシの表情などは現認出来なかったが、まさにブタに牙を付けたシルエットだった。 警備員によると、最近ではまた猿が出没するらしい。 イノシシとは違って猿は人間が何もしなくても攻撃してくるとのことだった。 先だっては旅行でやって来た老婦人が猿に脚を骨まで噛まれたとのことだった。 警備員から稲荷山の野生動物を写真に撮って売ったらどないだ?と言われた。 少し興味はあるが暗闇の中を動き回る被写体を写す技術は私にはまだない。 今後の課題としよう。

(稲荷山のいつもの休憩場所にて)

おわり。