(2019年・中秋の名月/稲荷山)
2019年はもはや私にとって恒例行事となってしまった感のある夜中の伏見稲荷大社及び稲荷山徘徊にとって最も実り多き年となった。
例年の回数の倍近く訪れることができたし、それに何よりも難行中の難行と呼ばれている夜中の行者道(お滝道)踏破を敢行して遂に夜中の大岩神社を訪問することができた(詳細は私のブログ大岩神社を参照されたい)。
したがって本年の目標は未だ前任未踏の白滝と清滝の夜間訪問である。双方の滝への到達も猪の襲撃を避けながらの厳しいものとなるであろうことは想像に難くないが、そこへと至る参道もまた稲荷山参道のメインの参道とは離れた厳しい場所にある。
清滝は薬力の滝行場近くの「冥府魔道」を下り「地獄谷」を経て目的地に至るか、或いは御膳谷から「悪霊道」を下って「冥府魔道」に合流して清滝へと至る。
白滝は四ツ辻から「昇天道」を上り「獄門峠」を抜けて「堕地獄道」を下って一気に白滝へと至るか、或いは四ツ辻「昇天道」横の「斬首道」を抜けて「堕地獄道」へ合流するルートがある。
いずれのコースもその名称からして安易なものでないことは想像できよう。
夜中の大岩神社参拝を満業した私とて無事に帰還してくる自信はない。
いずれにせよ、業の敢行は春先なると思われるので、それまでに胆力と体力の充実を図りたい。
(注)「」の地名及び参道名はその雰囲気から筆者が勝手に命名したものです。したがって社務所で地獄谷はどこですか?などと尋ねて係の人を困惑させないでくださいネ(爆)
おわり。