この日は活動中日で
活動はオヤスミ
今を見るために知るために
ドライブ
まずは石巻に向かい
そこから北上する海沿いルート
石巻に着き
まず目に飛び込んできたのは
工場地帯
が・・・
そこも
ガレキの山だった
たぶん魚市場
右側は工場地帯
左には住宅
まるで
地元北九州の若松みたいな景色だ
左側の住居ほとんどが
津波の被害にあっていて
流され更地になってたり
2階建ての家を
1階はそのまま使わずに
2階を生活スペースとして
仮設に入らず生活されてる方が多かった
反対側の景色には
この建物2階建てじゃないんだ
4階建てで右上に写ってるレンガ部分が玄関
津波に倒された建造物が何件かそのままに残され
周りはバラスも敷かれ
他の地域でよく目にする基礎だけの町ではなかった
漁協も再建され
高台の大きな病院もあり
働き活気ある町にも見える
が・・・
バラスが敷き詰められた更地のいたるところに
花が供えられており
薄くなった震災の記憶を甦らせる
その町から少し離れた海沿い
綺麗な海だな
だけど・・・
行き先の無いアスファルト・・・
振り返れば
さっきの女川の漁協が見える距離なのに・・・
そこからどれくらい走っただろう
右下に綺麗な海を見ながら・・・
俺たちが乗ったマイクロバス
古いカーナビには
大川小学校の文字・・・
ニュースでも多く取り上げられた小学校
校庭の片隅に
歴代の卒業生が残した壁画があった
生きていれば当たり前に考え
夢を見たり・・・
犠牲になった子供たちはどんな未来を想像しただろう
そして
助かった子供達は
どんな未来を創造していくだろう
そんな事考えてたら
目頭が熱くなった
が・・・
ガレキを積んだトラックや
バラスを積んだトラックが
休みなく行きかう
これが今の現実・・・
南三陸の復興市場?
仮設の商店が並び
商店街になってる
そんなにぎやかな商店街の裏には
廃墟と基礎だけの街並みが広がる
昼食を終え
ドライブの最終地点
気仙沼へ
覚えてるかな?
まずは去年の写真から
畑に戻すために
ガレキ撤去した土地
線路に乗っかった屋根・車
今年は
けど
隣の土地には
屋根や車が乗っかった線路は
去年と変わらないのは
ガタガタの道
折れ曲がった橋の欄干
やはり去年より人が居たっていう
生活感が薄れた・・・
綺麗になって片付けられていくのは
喜ぶべき事なのかもしれないが
なんか切ない・・・
ドライブを終え
宿泊場所に戻った
じゅんじゅん作のドライカレーと
俺作の思いつきサラダと
去年から恒例の豚肉のファンタ煮
みんな完食してくれてありがとう
そして
ドライブの感想をひとりづつ話した
今年初のメンバーは
去年の俺たちと同じ様な思いになったみたいだ
俺は去年からすると
俺自身の気持ちが少し薄れているのかな?
って感じだったが
今年のメンバーの話を聞いて
安心したし
今の景色でも伝わるんだと思った
だから
いまいち何にピントを合わせ
シャッターを切ればいいのか解らないけど
伝わる事があればと
シャッターを切ろうと思った。