UAで私は「微妙にグレードアップの席」だったんですが
例のHさんとHさんとこの社長夫妻も同じ飛行機で
彼らはもっとずっと上のクラスの席にいました…。

でも成田から日暮里までのスカイライナーは
ふつーに同じ席。ふつーに。へっへっへ。
なんだか倒錯した優越感を味わう私。

そんなことよりも私は
日暮里駅に言いたいことがある。
どうしてきみんところはいつまでたっても
エスカレーターがないんだー!(山手線のとこ)

スーツケースやノートパソコンやらを持ち上げて
階段昇り降りをしなきゃいけないんだよ。
スカイライナー走ってる駅なのに台無し。

そんな日暮里駅で、電車男を彷彿とさせる
心温まるドラマがあった。

今にも腰からずり落ちそうなルーズなズボン。
茶髪の隙間から覗くピアスがついた耳。
年の頃は高校生ぐらいだろうか。
日暮里駅の山手線ホームをふらふらしながら
携帯電話で話をしている。

私はその男の子の横を、
左手にノートパソコン入りの鞄、
右手に20kgを越えるスーツケースを持って
階段を一段ずつ上がっていた。

と、そのとき。
スーツケースを持つ右手が軽くなった。

ふと横を見ると、さっきの男の子。
携帯を片手に階段を登っている。
さりげなくスーツケースを支えながら。

「あっ ありが…」

そう言う間にも私が少しよろけた。
すると男の子は、スーツケースを軽々と持って
一人で階段を上がって行った。

そして一番上に登ったところに置くと
何も言わずに去って行った。


感動。


いい子だなあー。
シャイなのに熱い魂と優しい心があるなあ(←妄想)