HGUCガンプラとか、だまって組めばそれなりに見えるものしか組んでなかったせいか、
キット選びのカンが鈍ったようで。
値段の割にできはいまいち、苦労の割に完成した時の満足度が低いというはずれキットを立て続けに引いてしまった。
このはじまりはB社1/72可変バルキリー。
提灯持ち記事を書いた模型ライターは全員・・・じごくにおちて金魚草になればいいのに。
いやー・・バルキリーのマスターグレードを期待してたんだけど、ラピッドプロトで仮組した後、金型設計時にまるで微調整をしていないかのような、強度に全く配慮が無い設計。
あちこちの部品がぽろぽろ取れる、落ちる、ガンダム墨入れペン程度の溶剤で、用意に割れる・・
バックパックのヒンジ部が、どう考えても強度不足・・制作記事を書いてあるブログを3件ほど読みましたが、ここが破損するケースが続発。
でしょうね。そうでしょうとも。
後発のVF-1Sロイフォッカー用では、一部部品が改良、追加されて、バトロイド形態を安定させるためのパーツが付いたみたいですが。
もうね・・やまとの1/60可変バルキリーをヤフオクで買ったほうがいいよ。絶対。
この1/72は「一応変形するファイター」のキットであって、ガウォークとバトロイド形態は各部を固定、ロックする機構が無いため、全く形状が安定しません。
(--;;)結局、追加パーツと、破損したパーツを確保するためにロイフォッカー用VF-1Sを買いなおした。
ストライク用パーツ含め、6000円近くかけて、約1カ月近く時間をかけて・・
あちこち割れたパーツ、補修跡の継ぎ目だらけの残念な出来にしかならなかったよ。
それでも一応アドバイス
●墨入れは組み立て前に。
ポリキャップを使わずにプラの勘合力だけで支える構造部分が多いのです。
ムリ嵌めして、テンションがかかっている所に墨入れ塗料が入ると確実にパーツが割れます。
上腕部、垂直尾翼は特に注意。
●デカールではなくテトロンシールを。
とにかくすり合わせがタイト。なんどか変形さあせているうちに、必ずデカールが削れて
はがれます。
プラが割れやすいので、トップコートを厚く吹いて保護しようとすると、パーツの割れが心配。
デカールは予備にとっておいて、基本、白は無塗装、マーキングはテトロンシールで仕上げるのがいいでしょう。
◎シール素材は改良されて、局面にもよくなじみ、伸展性もあります。
ねじ目マークの部分は真ん中のマイナス部分を切り抜いてから貼り、つまようじなどで周囲のフィルムを伸ばしながらなじませてやればきれいに貼れます。
めんどくさいから、墨入れペンで黒い所を描けばいいか?と油断するとパーツが割れます。
●バックパックはしっかり固定できません。
ファイターモード用と、スーパー・ストライク・バトロイド用の2組作って、組みかえて使う方が、フラストレーションが無くていいでしょう。
ストライクパックもバックパックに軽く差し込むだけ・・・
全く固定や強度に配慮がありません。
もう、割り切って接着してしまう方がいいと思います。
で、ノーマルとストライクは、背中のパーツをごっそり交換すると。
最初からこれは「2機分のパーツが要るキット」だと・・
「可変」ではなく、コンバーティブルキットだと考えた方がいいでしょう。
続いて、フジミのF-35B、自衛隊仕様←まだ採用されてないので、現支援戦闘機F2の塗装を参考に、F-35Bに日の丸と日本語書き文字のデカールを添付したもの。
ネービーブルーのデカールの色が濃すぎて、機体番号のデカールがほとんど
目立ちません。機体番号はグレーか白の数字デカールを使う方がいいでしょう。
一度貼ったら、はがすのはたいへんです。
なぜかデカールがすごく割れやすいのです。今年上旬に再販されてるから劣化
してるとは考えにくいのですが。
田宮のマークフィット程度でもバリバリと割れてしまいました。
スナップフィット、エンジンはVTOL時と飛行時の2形態を、組み上げた後でも差し替えが可能。
成形色に大判デカールを貼るだけで、2色迷彩を再現・・・・
接着剤いらずのスナップキット←ここで気づくべきだったーー;)フジミの車のスナップキットはそこそこいい出来の物もあるが、飛行機は初めてだ・・
スナップフィット←ウソです。きつすぎたり、ゆるぎたり、結局接着が必要です。
スナップだから、VTOL形態と、飛行形態に組みかえられるかというと・・・
できなくもないけれど、基本、どちらか一方にしか組めません。
パーツは各部ハッチの開・閉2種類あるのに、デカールは1組しか無いからです。
ORZあー・・・やっぱりそうなんだ・・・フジミだよ・・・こういう仕様に慣れてないよ・・
アオシマなら開閉両方のデカールを付けるよ・・・
で、迷彩パターンのデカール・・割れます!。バリバリ割れます。ちぎれます。
マークソフターでとけてちぢれるのは間々あるけど、割れるって・・
しかも糊が弱い。
マークセッターが絶対必要。
パーツの噛み合いも微妙・・結局、ツメを折って木工用ボンドで接着。
形態を変えたい時は水で木工ボンドをふやかせれば、パーツを外せるようにした。
で、キャノピーのパーツが薄い・・デカールを貼ろうとしてちょっと力を入れたら正面部に細かいヒビがパリパリと・・スモークとクリアの2種類ついてたから、助かったけれど。
なんども踏みつぶしたい衝動にかられながらも、なんとかデカールを貼ってトップコートを吹いたけど、迷彩デカールが割れたり、はがれたりした所を筆でレタッチしたので、こちらもあちこちつぎはぎだらけの汚い仕上がり。
で、改めて記事を検索してみたら、リキッドデカールフィルムというのでデカールを保護してから、貼る技法があるそうで。レーシングカーのように大判デカールを曲面にフィットさせながら貼る場合には、これで補強してから、マークセッターやマークフィッターで貼るとか。
田宮のデカールは薄くて、マークソフターではすぐに溶けてしまうから、田宮のマークフィッターかグンゼのマークセッターを使うとか。
デカール貼りにも、いろいろテクニックが要るようで。
こうしてみると、ガンダムデカールってのは良くできてるね。
マークセッターでも溶けないし、しっかり付くし、艶消し面に貼ってもマークセッターできちんとなじんでくれるし。
フジミのF-35Bは、1日で形になるくらい、キットの仕様としては、新設設計だし筋ぼりやリベットなどのモールドも悪くないんですが・・その割にヒケがでていたり、ムリはめした部分が白化したりで、結局パテ盛りと塗装が必要です。
パーツはアンダーゲートなんだけれど、それも中途半端なアンダーゲートでうっかりニッパーで切るとパーツの方まで欠けてしまったり・・キャノピーの前方のゲートなんかかなり致命的。
なんとかごまかせる程度の「肉切り」程度ですみましたが。
キャノピー2つつけたのは大正解だと思う。
デカール貼りまできっちりやるような飛行機モデルは久々に作ったけれど、なんだかなぁ。
苦労の割に出来上がりに不満が残る。