今年3本目、通算4本目の
ご贔屓・品川ともみさん出演の舞台鑑賞。
元々3/14の舞台を見に行くつもりが、
仕事の都合で行けなくなってまったので、
万障繰り合わせて初日(3/13)を見てきました。
小劇場ながら、
それでも100名近くのお客さんがひしめき合っています。
特に奥の席は一度入ってしまったら、
そう簡単には逃げられない感じでした。
狭所恐怖症気味の私としては、
入口近くの席で一安心。
小劇場では確保する席の位置も考えないとな、
と改めて思いました。
さて舞台の方に話を移します。
実は最初のお店のシーンは、
正直、あんまり好きではありませんでした。
都合2時間の長丁場の舞台なので、
あまりのっけから飛ばすのもどうかですが、
静かな立ち上がりが、
少し長かったような。
でも、スケッチブックを使った出演者紹介で、
品川さんの愛らしさ満開の姿を見た後は、
テンポもいいし、
シナリオもいいし、
役者もいいし、と、いいことずくしで、
反転しっかり楽しめました。
人の記憶は、
振れ幅が大きい出来事ほど強く深く刻まれるもの。
あくまでも静な立ち上がりも、
そこから動き出す物語の序章として、
計算された戦略だったのでしょう。
第2話の「花の名前」には、
品川さんがメインで出演。
のきりさんと同じく、
ちょっと(かなり)強気な女の子が、
周りから隔絶された世界に放り込まれてしまいます。
何はともあれ、
まずはそこでもがく品川さんの姿に悶絶し、
そして、出会った天使さんとの、絶妙な掛け合い。
脅したりすかしたり、
その脅し文句と声色と迫力が、
またまた先のきりさんと被ります。
勿論、
猫なで声のキュートなささやきもいいのですが、
腕組みで斜に構えた姿勢から繰り出す、
「天国の評判もがた落ちだな」
に、完全陥落。
ああ、この時がいつまでも続きますようにと、切に願いました。
7月に先の十二階のカムパネルラが、
浅草で上映されるそうです。
品川さんもトークショーに出るらしいので、
是非、行きたいと思います。
すっかり品川さんの話ばかりになってしまいましたが、
舞台は5つの話が入り乱れるオムニバスで、
他の話もとってもいいのです。
戦場で死を前にして、
はじめて心が繋がった元カップル、
正体不明の芽や棘に苦しむ男に、
無償の愛を捧げる女、
壊れてしまった心で、
それでも人の為に生きようとして自傷する男に、
もう大丈夫だよと、
一緒に幸せになろうとささやく女もまた、
壊れた心を背負っている話など、
実はとてつもなく重たいテーマを、
どうしてこんなに可笑しいんだろうと思えるくらい、
笑いの中に描いています。
そしてだからこそ、
最後はみんな思い切り泣いてしまうのです。
いい舞台だった、と、
品川さんも手放しでそう言い切る、
世界を教えてくれた君
その感想戦は、一昨日から始まって、
今晩、何と、
3日連続のSHOWROOM配信です。
お蔭で毎晩、品川さんに会えて、
とても充実した日々を送っている僕でした。