世の中がまん延防止の解除で通常活動に戻って、

映画館にも人が帰ってきたようだ。

勿論、日曜日の午後というゴールデンタイムということもあったとは思うが、

京成ローザウエストで一番前の席にも客が座っているという状態は、

かなり立派なものだろう。

こうでなくちゃなと思う。もっともっとみんなが元気になって欲しい。

 

映画の方は季節を映した映像がとても綺麗だったことを除くと、

かなり低調だったかなと思う。

この余命10年という設定が実話だと言うことをしかと頭に入れておかないと、

一体何の話だっただろうかと道に迷いそうになる。

それでも後半は何故か泣かされた。

頭で考えずに、観たそのままを感情に取り込むのが良さそうだ。

当然後には何も残らないが、まあ、元々そういう映画なのだろう。

 

小松菜奈は綺麗だったが、それも私生活の結婚とかを知ってしまうと興ざめする。

俳優さんとか芸人さんとか、監督さんとかも私生活は、極力オープンにしない方が良いのではないかなと思うのだが、どうだろう。

あくまでも役、あくまでも芸、その極みだけを見せてもらった方が、

多分、より感情移入も可能だし、映画そのものをそのまま観たい。