今年最後の気仙沼入り | Tsukuba for 3.11

Tsukuba for 3.11

~筑波大学から始まる復興~

[クリスマス前 気仙沼!BY吉井玲香]




日程 1221日から24


ほかのメンバー4人より一日早く気仙沼入りし、100本のクリスマスツリーつくりにご協力してくださった方々にご報告のあいさつに行ってきました。


★21日午前中、陸前高田へ

・神田ブドウ園のみなさん

・熊谷精肉店

・津田さん

・美容院チェカーズ

・つどいの丘 商店街

・観光物産センター



徐々にではありますが、陸前高田の町並みも変化してきています。

建物が壊されたり、新しく建って来たり・・・

人の心も変化しています。



今回印象に残っている話は、



“復興したら人が来なくなってしまうのではないか心配。今は仕事がたくさんの人が来てくれて、忙しかったり、暇だったりと波はあるけど人は来てくれている。復興したら、どうなるんだろう?“と

復興に対して、必ずしもプラスのイメージだけではないんだなあと感じました。



★午後は気仙沼へ。

・コヤマ菓子店

・西八幡前仮設住宅

・鹿折小学校学童保育

・すがとよ酒店

途中でJ VCさんにも出会いました。




西八幡仮設は気仙沼を訪れるたびに行くようにしていたので、顔覚えてもらえて、いつもお茶っこに誘ってもらいます。

お茶っこしてると、談話室にどんどん集まってきます。みんなそれぞれに何か持ち寄って。最初は3人だったのに、どんどん増えて6人くらいになっていました。みんなでいれば楽しい、安心。いろんな悩み、不安も共有できる、とってもあったかい空間でした。




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夜は気楽会定例会へ。集まりは悪かったけど、この先の人の価値観の変化について語りました。


本当に必要なものって何?



本当に使うものは、そう簡単に手に入らないし、自分に合ったものなんてなかなか見つからない。だから、高く価値がつくのは仕方ないこと。

いいものを使って、心のこもったものは大量生産はできない。



これからは本当に必要なものを本当に必要な人のもとへ届ける商売のやり方で、自分にぴったりのものを見つけていくことが大切になるんじゃないかと。



最終的にはそれしか残らないんじゃないか。

やっぱり最後に残るのは人と人。手仕事。心。



なんか、しっくりいかないところ、そんな深―いことまで気づかせてくれたんだな。この震災は。




この夜はtree seed の皆さんと忘年会でした。

気が付けば一人でも泊まれるようになっている、tree seedさん。私も常連さんになってしまいました。


いつもありがとうございます。




次の日からはみんなと合流して、私はコヤマ菓子店へケーキつくりのお手伝い。



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いつもお客さんとして行っていたけど、中に入るとまた違う、コヤマさんが見えてきました。いろんなプレッシャーを感じながらケーキを作っている姿はとてもかっこよかったです。



私は、クリスマスケーキのデコレーションを主にやらせてもらいました。これがすごく楽しい!やっぱり私はものつくりが大好きなんです!

といってものんびりはやってられない、次から次へと注文のケーキを作っていくしかありません。


自分との闘い。。。

お客さんの顔を想像しながら作るところまでは到達できなかったけど、ケーキに対しては本気で向かい合った二日間でした。



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全部が手作りで、スタッフもみんな一生懸命で、なんかますます好きになりました。

いい経験をさせてもらいました。


そして、23日午後にはみんなは先に帰ってしまったけど、最後に素敵なごほうび二つ。

一つ目はイブの前日の夜、雪。10センチくらい積もりました。

もう一つのご褒美は、チョコレートケーキ!



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Tree seedのスタッフさんと一緒にアートの話をしながらおいしくいただきました。

イブは最高の晴れ!雪はまだ解けてない!最高の日!もっと気仙沼にいたかったなあ!


今年一年でだいぶ気仙沼に詳しくなったような気がします。

本当に支えてくれる皆さんのおかげです。


ありがとうございました。