3月11日の東日本大地震。

夢であって欲しいような出来事が起きました。



私の住んでいるところも大きく揺れましたが、

私の主人も家族も友人も無事でした。


茨城で入院している祖父母も無事でした。


そして、

一番心配していた仙台に住む叔母は地震後2日目に安否が取れました。



テレビから流れる映像や悲痛の叫びに、私は涙することしか出来ません。

もちろん、募金も節電もしていますし買い物を控えたりもしています。



でも、心には無力感が襲います。

毎日怖い夢を見て、夜中に何度も目が覚めて、気づけば汗だく・・。

彼によると『地震がきた!』と叫ぶこともあるようで・・・。



何かしたい。

何かできるはず。

何かしなくては。



私の心は焦るばかりで・・・。

もどかしい想いが毎日巡っています。



厚生労働省から保育士の派遣が実施されたとのニュースを見ました。

『聞いてないし!』と言わんばかりに厚生労働省のHPにとび、募集要項を確認しましたが、

今パートをしているところはNPOの認可保育園なので、通達が来なかった模様です。


でも、冷静に考えたら

ただの保育をしにいくんじゃなくて、親を亡くした子どもたちのケアに行くのです。

ブロ友さんのように養護施設での勤務経験がある方や、

児童相談所での勤務経験がある方が派遣されたほうが、現地での即戦力になると思いました。

(もちろん、経験がなくともできることは沢山あると思いますが、第一陣は特に経験者が必要だと思いました。)




私が勉強している『障害児保育』『療育』の現場でももちろん力を必要とされています。

教育テレビでは、被災された障害者の皆さんの現状が報告されていました。


私が主に勉強している『発達障害』

災害時における発達障害がある方への対応の仕方については下記のリンクを参考にしてください。http://www.rehab.go.jp/ddis/




以下、リンク先の国立障害者リハビリセンター『発達障害情報センター』より記事を一部お借りしました。

発達障害のある子どもやその家族からは、下記にまとめたようなお願いをされることがあります。発達障害のある人は、見た目では障害があるようには見えないことがありますが、みなさんの理解と支援を必要としています。


  • 発達障害のある人への対応には、コツが必要です。だから、ご家族など本人の状態をよくわかっている人が近くにいる場合は、必ずかかわり方を確認してほしい。
(対応例1)「必要な物品(薬、食品、筆記用具、玩具など)はありますか?」
(対応例2)「特に配慮すること(落ちつける場所、話しかけ方など)はありますか?」


  • 発達障害のある人は、日常生活の変化が想像以上に苦手な場合が多いので、不安になって奇妙な行動をしたり、働きかけに強い抵抗を示すこともあります。だから、行動してほしいことの具体的な指示、時間を過ごせるものの提供、スケジュールや場所の変更等を具体的に伝えてほしい。
(対応例3)「このシート(場所)に座ってください。」 (×:「そっちへ行っては駄目」)
(対応例4)筆記具と紙、パズル、図鑑、ゲーム等の提供。 (×:何もしないで待たせる)
(対応例5)「○○(予定)はありません。□□をします。」 (×:黙って強引に手を引く)
(対応例6)「○○は□□(場所)にあります。」 (×:「ここにはない」とだけ言う)


  • 発達障害のある人は、感覚の刺激に想像以上に過敏であったり鈍感である場合が多いので、命にかかわるような指示でも聞きとれなかったり、大勢の人がいる環境にいることが苦痛で避難所の中にいられない、治療が必要なのに平気な顔をしていることもあります。だから、説明の仕方や居場所の配慮、健康状態のチェックには一工夫をしてほしい。
(対応例7)文字や絵、実物を使って目に見える形での説明や、簡潔・穏やかな声での話しかけ。
(対応例8)部屋の角や別室、テントの使用など、個別空間の保証をしてあげる。
(対応例9)怪我などしていないか、本人の言葉だけでなく、身体状況を一通りよく見る。




上記の記事はほんの一部です。

まだまだ沢山の支援の仕方が載せられていますので、ぜひご参考になさってください。。



上記にあるように、

発達障害のお子さん&方は、見通しの立たないことや初めての環境が苦手です。

被災地には見通しのたったスケジュールはあるはずがありません。

避難所での生活は、自分の安心できる空間がなくとても不安だと思います。

余震の時の回り方々の様子の変化や、避難を促す大きい声も不安をまさせることと思います。


不安で大きい声を出したり、身体のどこかを打ち付けたりする子もいるかもしれません。

言葉で表現できないゆえの、彼らの表現なんだとご理解ください。


また、

保護者の方は集団生活の中での回りへの配慮など、精神的にかなりご苦労されていると思います。

回りへの配慮から車での生活を選ばれるご家族もいらっしゃると聞いています。



発達障害の方とそのご家族への支援だけでも必要なことが沢山あります。

でも、ここだけではありません。

医療の現場、介護の現場、保育・療育の現場、子育ての現場、

身体の不自由な方は?

目の不自由な方は?

耳の不自由な方は?

たくさんの現場から悲鳴が聞こえています。



私は感受性が強いほうなので、涙も止まらないし怖い夢も見続けるかもしれません。

でも、自分には出来ることが必ずある。

今すぐ出来なくても、いつか力になれる。

それはきっと誰でも。


無力なようで、無力なわけではない。

ドリの美和ちゃんも『THE ONE』の歌詞の中で言っていた。


今日起こる何もかも  あなたがただひとり  その価値  決めるから



so. you`re the only one

代わりはどこにもいない  誰も代われないの



you`re the only one

あなたに代われる人は  どこにもいないの



まず一番にこの言葉を被災された方々に。

二番目に何も出来ないともがく日本中の人に。



『何度でも』立ち上がらなきゃ。



東北が弱っているなら、関東甲信越が!!

東海が!!

近畿が!!

四国・中国が!!

九州が!!

沖縄が!!