『植物状態』/『遷延性・意識障害』の定義
・自力移動ができない
・自力摂食ができない
・失禁状態
・意味ある発語ができない
・簡単な命令には応じられるが、それ以上の意思疎通が不可能
・追視はできても認識ができない
この障害にあっても、その状態は千差万別。
声掛けに振り向く人もいれば、テレビを見て笑う人もいる。
全介助であっても食事ができる人もいれば、文字の書ける人もいる。
一方、母のようにほとんど反応できず、大きな物音にさえ目線も動かない人もいる。
診断上は同じ障害でも、大脳の損傷の程度により、かなり差が出てくる。
母も、筋緊張が出る前は追視も多少することができたし、人のいる方に顔を向けることもできた。
四肢麻痺だけれど、腕を持ち上げられるようにもなっていた。
毎日の関節可動域訓練やマッサージのおかげかと、ちょっと思っていたところに、筋緊張の落とし穴。
筋緊張のせいで、それらはすべて阻まれた。
一般病院に通院できるくらいの状態であったら、体力があったら、と毎日思う。