回答 2 | 月のベンチ

月のベンチ

両親の闘病記




母は右腕が肘から曲がり、腋を締め、胃のあたりに物凄い力で圧しつけています。


手指はグーの形でこれもまた強く握りしめています。





一方、左腕はピンと伸びて硬直、上腕から内側に捻れた形になっています。


(回答1を参照のこと)





両脚も同様です。





以下、脳外科医師からの今日の回答書です。












大脳半球の広範囲な損傷では普通除皮質硬直となります。




脳損傷が中脳などの脳幹上部に及ぶと除脳硬直となります。




両者の姿勢の違いは添付ファイルに示します。(略しました)










除脳硬直や除皮質硬直が予後が悪いというのは

あくまでも、救急車で搬送された場合の様に、

急性期にこのような状態が起こった場合にあてはまることです。

慢性期で長期に経過した患者さんが除皮質硬直や除脳硬直である場合は、

ほとんどの場合遷延性意識障害と言われる状態です。




○●病院の遷延性意識障害の患者さんも一般に除脳硬直の姿勢を

とる場合の方が神経症状は重い場合が多いですが、

この状態は自分で呼吸もでき、覚醒睡眠パタ-ンもある比較的安定した状態です。

慢性期の場合、除皮質硬直でも除脳硬直でも、その状態自体は

直接余命とはあまり関係がありません。

ただし、神経症状が重い場合は生命維持に必要な嚥下反射、咳反射などの

いろいろな反射機能が低下している場合も多く、栄養摂取に問題があったり、

誤嚥性肺炎を起こしやすかったりします。




このような患者さんの生命予後を決定するものは肺炎や尿路感染症などの合併症なので、合併症の予防と、実際に起こった場合の早期の治療が重要となります。











下線部の記述を見ると、


母の現在の緊張の状態が、大脳と脳幹上部(母は急性硬膜下血腫発症時、


中脳を損傷しています)を損傷しているための複合的な症状であることがわかります。










以上のことから、おおよその母の筋緊張の原因がわかりました。


そして、またもや治療は困難、加えて、遷延性意識障害の中でも最重症の域にいるのだと言うことも再認識させられました。












本当なら、同じ障害を持つ方々の参考になるよう公開記事にすべきだと思いますが、


私としては、今はそこまでしたくありません。


自分が情報を集めるときだけ他人の情報を欲しがって、大変申し訳ないと思うのですが。。。