在宅医療 | 月のベンチ

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両親の闘病記




在宅医療対象者は外来通院者より虚弱で、病態は24時間にわたり変化があり得る。
さらに、「自宅で最期を迎えたい」という方もおり、このような方では、
どんなに具合が悪くても
自宅で診療することが前提である。

したがって、救急病院連携のみで事態を乗り切ることはできない。
あくまで在宅医療のなかでの「24時間対応」も必要となる。



『在宅緩和ケアの条件』について。。。

緩和治療の知識や技術を持った医師や看護師が定期的に訪問し、
24時間いつでも患者や家族が困ったときにはすぐに電話連絡が取れ、
必要に応じて臨時の訪問(看護師あるいは医師)を受けることができる
体制が必要不可欠である。

患者や家族が入院を希望した時に、いつでも入院できることが
保障されなければならない。
開業医の場合には、常に紹介する病院を決めておく必要がある。

終末期患者への接し方については、
在宅にせよ病棟にせよ、自分自身もいずれ同じ道を歩くことを念頭に置き、
先達としてその生き方を学ぶ姿勢が大事である。



『在宅医療』のテキストから




そうは言っても、この「理想論」を地で行く医療者は少ないのではないだろうか?