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両親の闘病記

遷延性意識障害患者とは--


意思疎通が困難です。
また、身体麻痺など重度の機能障害があります。
多くの場合、経管栄養、痰吸引などの特別な医療的ケアを必要とします。


救急医療で一命を取り留めた後、意識の回復がない場合、医師から遷延性意識障害と診断されます。
遷延性意識障害は、重篤な意識障害と身体障害を併せ持った、最重度の後遺症障害と言えます。
遷延性意識障害者は『医療・リハビリ・介護』と高度で密度の高いケアを必要とします。

病院を転々とした後、在宅介護となる人が多いですが、医療的ケアを必要とするためデイサービスやショートステイの受け入れ先がありません。

従って家族は24時間の介護を余儀なくされています。
どんなに重い障害があっても仲間の存在、社会とのふれあいは大切ではないでしょうか。
しかしながら、現状は家の中で孤立状態にある介護者も少なくありません。

また、中途障害の特徴として、横の繋がりが薄く、そのため福祉の情報を得にくいという面があります。
家族は24時間介護の心身の負担だけでなく、将来への不安に苦しめられており早急な対策が必要です。


~全国遷延性意識障害者・家族の会~より一部引用させていただきました。