いらない命、助からない命 | 月のベンチ

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両親の闘病記


父親も母も、在宅診療だ。
それにたいして、私も、父親も、感じることは同じ。

彼らにとって、『いらない命』『助からない命』なんだなってこと。

両親とも医師から匙を投げられた状態で、何があっても『様子を見ましょう』『治療しても到達点(死)は同じですよ』とか、『苦しいだけですよ』しか言わない。


父親は医師は事務的だと吐き捨てた。

そうだよ。
とくに高齢者だったり、重度障害だったりすると、積極的な働きかけがないばかりか、追い払われるんだよ。