国が違えば予防接種の種類も異なる。
メキシコは、アメリカと近いので、アメリカと同じように進めていく。
予防接種後進国NIPPONの国民としては、本当にそんなに受けて大丈夫か?!と不安も多いところだが、日本の小児科医でさえ、3月にヒブと肺炎球菌が中止された際、
「打たないで病気にかかるほうが怖いから早く再開してほしい」
と言っていた。
我が子が産まれた病院の小児科医も、医者になってから自身がアメリカ留学した時は、15年以上昔のことだが子どもの予防接種はアメリカと同じように進めたといっていた。
ここでメキシコと日本の予防接種の違いについて説明したい。
私自身、子どもの予防接種のことでは、渡墨前とっても困惑していたからだ。
メキシコでの予防接種
【義務】
★ 三種混合 (DPT;ジフテリア・百日咳・破傷風)
★ ポリオ(経口または注射)
★ MMR(はしか、風疹、おたふく風邪)
☆ B型肝炎
☆ ロタウイルス
☆ Hib(ヒブ=B型インフルエンザ球菌)
☆ 肺炎球菌
【任意】
☆ みずぼうそう
☆ A型肝炎
☆ インフルエンザ(日本と同じで、流行前に毎年受ける必要がある。)
※ ★は日本でも義務のもの。(おたふく風邪は日本では任意のため、日本ではMRと呼ばれる。)
※ ☆は日本では任意のもの。
こうしてみると、メキシコで義務のものの中には日本では任意のものが多く含まれている。
また、こちらでは6種混合などで一度で打つこともできる。
強制的に義務のものを打たせたり、6種混合で打ったりする必要はない。
日系人の日本語の通じる小児科の先生がメキシコシティにはいらっしゃるので、先生に相談し、打つ時期、内容を日本と同じペースで進めていくことも可能だ。
ただし、こちらで幼稚園や保育園に子どもを入れる場合、予防接種証明書が必要なので、もしかするとメキシコで義務となっているものは全て受けさせる必要があるかもしれない。これも、通わせる園や学校に直接質問するとよい。
以上は、私がお医者様から教えて頂いた現在までの情報なので、異なる部分もあるかもしれないので、こんな違いがあるのか、くらいに思ってもらえたら。
BCGはこっちだと産まれてすぐ打つと聞いたが、頂いた資料には載っていなかったので不明。
ちなみに、こっちはハンコ注射はないので、ハンコ注射の跡はメキシコ人にとって摩訶不思議なものでしかない。私もいまだにじゃっかん跡が残っているが、気持ち悪いとしか思われないだろう。