みなさん、こんにちはお月様

 

新年初の映画は何を見ようかな?と思っていたのですが
 
キム・ゴウン & チョン・ヘイン出演の
ユヨルの音楽アルバムを見ました♪
 
 
このキャストにこの雰囲気、絶対に私の好きな感じだろうと前に書いたのですが。。。
 
結論から言うと
 
めちゃくちゃ良いんだけど
なんか惜しい。
 
って感じでした真顔(顔)
 
 
【ストーリー】
90年代のある日、小さなパン屋で偶然の出会いを果たした女子学生と無口な青年。それは、寄せては返す波のような、長く切ないすれ違いの恋の始まりだった。
 
コッペパンコッペパンコッペパンコッペパンコッペパン
 
主人公ミス(キム・ゴウン)は、血の繋がらない姉の切り盛りするパン屋で働く平凡な女子学生。
 
ある日、店にどこか暗い影を背負った男子学生ヒョヌ(チョン・ヘイン)が「豆乳」を求めてやってきた。
あいにく豆乳が売り切れだというと、残念そうにヒョヌが店を出て行こうとする。
 
そのとき、偶然ラジオから「ユヨルの音楽アルバム」(ラジオ番組)が流れ出し、ヒョヌは驚いた顔で「奇跡だ」と言い残し店を出ていく。
 
そんなヒョヌの姿をミスが不思議に思っていると、姉からヒョヌが少年院に入っていたという噂話を聞く。
 
その後まもなくして、再びヒョヌが店に現れる。
 
「この店で働かせて欲しい」と言い出し、ミスは困惑したが、姉はヒョヌを温かく受け入れ、ヒョヌはパン屋で働くことになる。
 
 
 
ヒョヌが少年院に入っていた理由を知りたいミス。
けれど、ヒョヌは「話したくない」と口を閉ざす。
 
姉は「話したくないなら話さなくていい」と余裕の表情。
 
そんなパン屋の優しい雰囲気に、ヒョヌはいつしか居心地の良さを覚えていた。
 
 
そしてある日、ヒョヌはミスに「少年院にいる間は、いつここから出られるだろうと毎日思っていた」とポツリと打ち明けた。
 
回想の中で、ヒョヌは友達が誤って屋上から転落死した記憶が描かれるが、そのことをミスに話すことはできずにいた。
 
そんな過去がありながらも、真面目に働くヒョヌに、ミスは好感を抱く。
 
そうして一緒に過ごすうちに、ミスとヒョヌは少しずつ心を通わせていく。
 
 
しかし、ヒョヌは少年院に入った原因となった仲間たちが店に現れたことで、姉に給料を前借りし、もう二度と店に顔を出さなくなるのだった。
 
 
メロンパンメロンパンメロンパンメロンパンメロンパン
 
 
まず、ここまで見た感想。
 
なんか設定がちょっと古いよーな・・・?
それもそのはず。
 
2人は1975年生まれ(正確にはミスが学年は1つ上)という設定なのだ。
 
だから「絵に書いたヤンキーみたいな友達とつるむようになったせいで、少年院に入ることになってしまったヒョヌ」というちょっと古く感じる設定も一応アリになっている。
 
やっと少年院を出て、パン屋で新しい人生を送れるようになったと思ったら、また昔の仲間に付き纏われて、けっきょく仲間の方に戻るという流れも、なんか昔こういうドラマ日本であったなぁと懐かしくなる感じだった。
 
一方のミスも、何か暗い影を背負っている感じ(両親は亡くなっており、血の繋がらない姉がミスの面倒を見ていることから)なのだが、その詳細については描かれていなかったのも少し残念だった。
 
続きます。
 
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数年後。
 
姉はよく分からない市場で韓国料理屋を営む男と結婚し、パン屋は閉店。
ミスも印刷工場での就職が決まったものの、いつかあのパン屋を取り戻したいと願っていた。
 
一方ヒョヌは、引っ越し屋や古本屋のアルバイトなどをしながら生計を立てていた。
 
そんな時、ヒョヌは古本屋のお客さん(足の悪いおばあさん)を家まで送っている途中にミスとばったり会う。
 
二人は偶然の再会を喜び、ミスはヒョヌを自宅に招き入れる。
(初めは家の前で別れたが、ヒョヌが明日兵役にいくという話を聞いて、別れがたくなったため。)
 
ビールを片手に他愛もない話をするミスとヒョヌ。
二人は隣同士の布団で、互いへの想いを抱きながら、ただぎゅっと手を握り合って眠るのだった。
 
翌朝、ミスは職場へ。ヒョヌは軍隊へ行く。
別れ際に二人は抱き合い、軽いキスを交わす。
 
 
ミスはヒョヌに、「あなたのアドレスを作ったから、重要なことには返事をしてね」と言うのだが、うっかりパスワードを教えるのを忘れてしまい、二人はそのまま離れ離れに。
 
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さらに数年後。
ミスは印刷工場での仕事を続けていたが、本来自分のやりたいこととは違うことをする毎日にうんざりしていた。
また、ヒョヌの入隊中に引っ越してしまったことで、休暇中にヒョヌがミスの自宅を訪れても、二人は会うことはなかった。
 
けれど、ミスは何かあるたびにヒョヌにメールを送り続けていた。
(「ユヨルの音楽アルバム」にも「メールのパスワードは、私の学籍番号よ!」と投稿するも、ヒョヌはそれを聴いていなかった。)
 
兵役服務中、そのパスワードが明かされることはなかったが、ヒョヌがミスの元居た家を借りたことでヒントを得て、ついにパスワードを解読する。
 
ヒョヌはミスが自分にメールを送り続けていたことを嬉しく思い、ミスに連絡する。
 
 
 
ミスもヒョヌからの一報を喜ぶのだが、またもヒョヌの昔の仲間のせいで2人は会うことができない。
 
 
その後も、会おうと思えば会えたのだが、ミスは「今の自分が好きではない。だからヒョヌに見られたくない。良いコトがあったら連絡し合おう」とメールをして、二人はその後連絡を取るのをやめてしまう。
 
 
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ここまで見た感想。
 
じれったい。
すれ違いがじれったすぎる。
 
そしていつまでたっても昔の仲間の呪縛から逃れられないヒョヌに、ちょっとうんざりしてくる(わたし)。
「おまえもう散々痛い目見たんだから、とっとと縁切れよ!」と思ってしまった。
 
あと、パスワードが学籍番号って難しいでしょwww
ミスの家の暗証番号と同じで、ヒョヌはそれを見ていたからわかるだろうってことだと思うんだけど、それは無理がある。
もう少し二人にとって親しみのある番号がよかったんじゃ・・・と少し思った。
 
さらに、今の時代なら、お互いにスマホを持っていて、ちょっと連絡をすればすぐに会える。
でも、この映画の時代設定ではそれができない。
ヒョヌはガラケーを持っているが、ミスは持っていないからだ。
 
パソコン同士のメールのやり取りもできるけど、ヒョヌはパソコンを持っていないので、いちいち古本屋のPCでチェックしないといけなくて、リアルタイムでやりとりできるツールが何もないことが、二人をさらにすれ違わせる。
 
そもそも、数年前に1度だけキスしただけの二人が、ここまでお互いのことだけを思い続けていられるのがすごい。
 
それこそ、ヒョヌのいう「奇跡」だ。
 
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2005年
 
ミスは工場の仕事をやめて、小さな編集社でいきいきと働いていた。
 

 
金持ちの社長に言い寄られたり、前とは全然違う暮らしぶり。
 
そんなある日、ミスの働く会社の上の階に、映画製作会社が引っ越してくる。
その社員の中に、見覚えのある姿が・・・
 
そう。ヒョヌだ。
二人は、またも偶然の再会をする。
「不思議だね」と笑い合って、初めは戸惑っていたものの、お互いがお互いを「見せられる自分」になっていたタイミング。
 
ようやく二人は、長年の想いを実らせ、結ばれるのだった。
 
 
 
 
 
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私的に、もうここで終わっていいよ。と思った(笑)
 
付き合ってからのいちゃいちゃする二人をある程度堪能させてもらったら、その後はもうパン屋を取り戻すことに専念してほしかったのだが・・・
 
けっきょく二人はまたヒョヌの過去に振り回されて、一度は別れを選んでしまうし、いつの間にかパン屋を取り戻すことがどっかに行っちゃってるし。
姉は幸せそうじゃないし。
 
いつまで経っても、二人が心から幸せになれないのが、見ていて苦しかった。
 
 
(余談ですが、二人のキスが激しくなって、シャツのボタンをひとつずつ外す場面は、すごくよかったです。)
 
ヘインくんのラブシーン大好物。(黙)
 
 
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クライマックス。
 
ヒョヌがずっと隠していた過去。
友人を誤って殺してしまったこと。けれど、それに自分は加担していない。無実だったのに少年院に入ったこと。
それを誰も信じてはくれなかったこと。
そのジレンマの中で、生きてきたこと。
 
すべてを最悪な形でミスに知られてしまったことで、ヒョヌは自暴自棄になる。
そしてミスも、そんなヒョヌを受け入れることができなかった。(というか、まだ受け入れられるほどの器がなかった。が正しいか?)
 
ヒョヌはそれでも、ミスと一緒にいたいと願っていたが、家に帰るとミスの姿はなかった。
社長と一緒に車に乗り込むミスを必死で追いかけ、「愛してる」と伝えるも、ミスを取り戻すことはできなかった。
 
こうして一度は別れを選んだふたりだったが、ミスは姉から「ヒョヌは私が昔「あなたのことを信じる」って言ったことをずっと覚えていて、「いつか必ずパン屋を取り戻す」って言ってくれたの」と聞かされ、はっとする。
 
あの時ヒョヌに言ってあげなければいけなかったのは、「それでも私はヒョヌを信じる」という言葉だったのに。
「あなたもあの仲間たちと一緒ね!」と酷い言葉を投げかけてしまった自分を、ミスは反省する。
 
ヒョヌは、自分の働いている職場が無くなることになり、最後にやり残した「ユヨルの音楽アルバム」の(見えるラジオ)の撮影をこなしていた。
そこで、DJのユヨルに「誰か呼んでほしい名前はあるか?」と聞かれ、ミスの名前を答える。
 
ラジオで流れ出したミスの名前。
ミスは、それを撮影しているのがヒョヌだと知っていたため、まだヒョヌが自分を求めてくれていることを知る。
 
ラジオ局へと走り出し、ミスは窓越しにヒョヌを見つけて微笑むのだった。
 
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ざっくりあらすじを書くとこんな感じなのですが、なんかこの映画、とってもいい感じなのに、雰囲気に誤魔化されて大事なところを端折ってる部分があるんですよね。
 
やっぱりミスの家族背景とかも描いてほしかった。
ミスの人となりがあんまり見えてこないんだもの。
 
あと、血の繋がらないお姉さん。
結婚して、若干ひねくれた子供もいるみたいだけど(実の子?)なぜにあんなに幸せそうじゃないのか・・・
 
そしてヒョヌ。
無実ならもっと堂々と生きてほしかった。
それでも、事故を防げなかった自分を責めているのはわかるけど、仲間のことをかばって何度も警察沙汰になるのが、「またかい!」って感じで。
心の底から真面目に生きたいと願っているのに、変われないヒョヌ。
いつまでたっても、心を鬼に出来ないヒョヌ。
まず取り掛からなきゃいけないのは、仲間と縁切ることだろうと何度も思っちゃって、いまいちかっこよさが伝わってこなかった。
 
でもって、結末だが
たとえば、ミスとヒョヌが結ばれて、その後ヒョヌが過去を清算し、ミスにプロポーズして、二人がパン屋を自分たちのアトリエにして生活してる。とかいう未来まで描いてくれたら、私的には「好きな映画」になっていただろうなと思う。
 
 
ベタだけど、結ばれるまでに時間がかかった二人だからこそ、そういう結末をちゃんと見たかった。
 
最後に、ミスがラジオ局へ走り出した時、これはもう「窓ガラス越しに微笑み合って終わる」っていうちょっとおしゃれなフランス映画っぽく終わる気だろうと思っていたら、本当にそうなったwwwのも、少し萎えた要因←
 
でも、ミスとヒョヌ。
つまりゴウンちゃんとヘインくんだが、二人があまりにも自然に演じるし
 
 
 
めちゃくちゃお似合いなので「このカップル最高じゃねーか・・・」とは何度も思った。
 
 
また、この映画の良い点はアナログな雰囲気。
1990年~2000年代前半を描いたお話ということですが、懐かしい感じがするのもよかった。
そしてゴウンちゃんのファッションが可愛い。
 
 
最後に。
私は二人が雑誌で共演した写真が一番萌えたので、その写真を貼って終わろうと思います(笑)
 
 
 
 

 
・・・かわいすぎません?
 
 
 
ヘインくん、ほんといいなぁ。
 

 
 


この2人が見たいがために、また映画見るかも^^
 
 
インタビューもよかったら読んでみてください↓
 
 
なんだかんだ辛口で書きましたが、ヘイン熱は高まったので次はこちらを見る予定です。
 
「ある春の夜に」
 
 
 
 
誰とでもベストカップルを演じられるハンジミンちゃんがお相手となれば、安心して見られるだろうな~
ヘインくんがシングルファーザー役というのも新鮮。
 
ただ、手掛けた監督・脚本家が「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」と同じなので、たぶん現実を突き付けてくる系ドラマなんだろうと予想・・・。
ヒロインのキャラクターを好きになれますように(笑)
 
 
また良かったら感想を書きますね^^
 
 
※画像をお借りしました。