インドネシア・フィリピン看護師 国家試験受験と専門用語 | おもしろきこともなき世をおもしろく

おもしろきこともなき世をおもしろく

アラフォーの思いついたこと、いろいろ書いてます。


漢字がわからないインドネシア人、フィリピン人のために

国家試験に「ふりがな」をつけろ、とか



専門用語とか難解語は、簡単な言葉に直せとか

マスコミが言ってるが、ホントにそうすれば、みんな合格するのか



それどころか「英語」や「母語」でも受験できるっていう話も

検討されているとか?(転載記事参照)



国家試験は難しい言葉が多いから、もっと易しい表現に

直せる、と言っているのは、日本語教育関係者に多いが

それは違うと思う。



それぞれの分野には、それぞれの専門用語がある



日本語教育の分野にだって、専門用語がある

例えばコレ



http://home.alc.co.jp/db/owa/jp_keywords



日本語教育家が「できるだけ易しい表現に」というなら、

自分の分野の言葉をすべて、誰でもわかる表現にしてみてから

いうべきだと思う。



なんとなく、がんばっている外国人がかわいそうだから

易しくしてあげたらいい、というのは間違いだ!



ところが、政府はまたまたトンでもないことを言い出した

英語や母語でもいい?



病院に行ったら、日本語が話せない看護師がいるなんて

これはさすがに国民感情から乖離している



私はまず、国家試験をいじるのではなく、

3年で帰す、という縛りを止めるべきだと思う



試験は、日本人看護学生のためにも有効な改善策を

ゆっくりすればいいのであり、

その中で、行き過ぎた難しい表現は改めていく(決して外国人のためではなく)



外国人看護師は、がんばって日本人と同じ国家試験を何度でも挑戦する

その間は、甘んじて看護助手の立場で、働くしかない



がんばれば、できないことではないことを、合格した数人の外国人看護師が

証明しているのだから