漢字がわからないインドネシア人、フィリピン人のために
国家試験に「ふりがな」をつけろ、とか
専門用語とか難解語は、簡単な言葉に直せとか
マスコミが言ってるが、ホントにそうすれば、みんな合格するのか
それどころか「英語」や「母語」でも受験できるっていう話も
検討されているとか?(転載記事参照)
国家試験は難しい言葉が多いから、もっと易しい表現に
直せる、と言っているのは、日本語教育関係者に多いが
それは違うと思う。
それぞれの分野には、それぞれの専門用語がある
日本語教育の分野にだって、専門用語がある
例えばコレ
http://home.alc.co.jp/db/owa/jp_keywords
日本語教育家が「できるだけ易しい表現に」というなら、
自分の分野の言葉をすべて、誰でもわかる表現にしてみてから
いうべきだと思う。
なんとなく、がんばっている外国人がかわいそうだから
易しくしてあげたらいい、というのは間違いだ!
ところが、政府はまたまたトンでもないことを言い出した
英語や母語でもいい?
病院に行ったら、日本語が話せない看護師がいるなんて
これはさすがに国民感情から乖離している
私はまず、国家試験をいじるのではなく、
3年で帰す、という縛りを止めるべきだと思う
試験は、日本人看護学生のためにも有効な改善策を
ゆっくりすればいいのであり、
その中で、行き過ぎた難しい表現は改めていく(決して外国人のためではなく)
外国人看護師は、がんばって日本人と同じ国家試験を何度でも挑戦する
その間は、甘んじて看護助手の立場で、働くしかない
がんばれば、できないことではないことを、合格した数人の外国人看護師が
証明しているのだから