ほうれい線に効くとか
二重顎に効くとか
顔痩せになるとか
いろいろ言われている、舌まわし体操(舌まわし運動)ですが
何度かやってみたものの、「自分はもう二度とやらない」と決めました。
その理由は、主に二つ。
まず、一番簡単な理由から。
それは、舌まわし体操によって、舌の同じ場所が歯で擦れるので
舌が擦れて口内炎のようになること。
これは、歯の生え方や形、舌のまわし方の微妙な個人差もあるかもしれませんが
私の場合、上の歯の周りを一周する時、舌が擦れるのを繰り返し、口内炎になってしまいます。
理由二つ目。
私の主な目的は、「ほうれい線」撃退だったのですが、よくよく考えてみると逆効果なのではないかと思ったからです。
ほうれい線は、赤ちゃんの時からある笑った時にできる筋です。
子供の頃は、どんなに笑っても、肌にハリや弾力があり、後に残ることなく、
すぐに肌がしわにならずに元に戻りますが、年齢とともにハリが衰えて、弾力がなくなると
枕の痕が顔に残るように、表情の痕が顔に残るのです。
特に、ほうれい線は、一番よく動かす表情のラインで、笑ったり、口を開けたり、毎日動かすことで、その場所にシワとしてラインが留まってしまうのだと思います。
舌まわし体操をしながら、鏡を見ると、口の周りに力を入れているので、
しっかりほうれい線が食い込んでいます。
舌まわし体操によって、ほうれい線はしっかり使われているわけです。
ただでさえ、表情によって口元を日常的に動かすことで、ほうれい線がクセづけられて、また弾力とハリが以前より無くなったことで、そのクセが顔に留まってシワとなる事態になっているのに
舌まわし体操によって、ぐっとほうれい腺を顔に食い込ませたり、普段の表情以上にほうれい腺を使ってしまうのは、如何なものかと思います。
表情のクセが弾力がなく、戻らなくなってシワになっているのですから、むしろなるべく使わないようにしなければならないくらいですが、豊かな表情に不可欠のため、ほうれい腺が全く出ない生活は不可能です。
でも、だからと言って、あえて舌まわし体操で、ほうれい腺が出るような形で表情を酷使して、ほうれい腺が薄くなるはずがないと思います。
ここにはリンクを貼りませんが、「舌回しを1日で1万回やってみた」という検証サイトがあり、拝見すると、ビフォーとアフターでは、アフターの方が明らかに顔痩せしています。頬がこけたような感じです。
しかし、重要なのは、ビフォーよりもほうれい腺が明らかに深く、窪んでしまっていることです。
(この検証記事を書かれている方は、他にも体を張っていろいろなことを検証されていて、とても興味深いです。)
目的によっては、舌まわし体操は有効かもしれませんが、
ほうれい腺を気にしている私にとっては逆効果だと思いました。
本当に、ほうれい腺がなくなるような魔法の体操があれば良いのですが、
ほうれい腺とは、もともとが表情によってできる自然なものですので、
方法としては、体の内側から、ハリと弾力の減少具合をなるべく緩やかにしたり、ハリと弾力のもとになるものが損なわれないよう、そしてまた補われるよう、取り繕う工夫をするしかないと私は考えています。
これに関しては、また改めて記事を書いてみようかな、と思っています。