現実の庭にて。

日課の水遣りをしようとジョウロを手にしたところ、汲み置いていた水に何やら蠢めくものが。

よく見れば水面にてんとう虫。手足をばたつかせどうやら溺れているようです。

てんとう虫といえば害虫アブラムシを食べてくれる、庭の守り神といっても過言ではない益虫。

これはお救いせねばと手で掬い上げ、安全な葉っぱの上に移そう…としたのですが微動だにせず。

死んじゃった!?間に合わなかったか…。それとも溺れていたのだから疲れて動けないだけ?

生きていることを信じて見守ること数十秒。

おもむろに1センチほど前進しました。

よかった生きてた!しかも猫の毛繕いみたいなことしてる!可愛い!

ほっこりした気持ちで眺めていると程なくして指先から飛び立っていきました。

はて、手元を見れば先程ぐったりしていたところにゴミが。

細長くて黒い…もしや!

ぐったりしていた時の映像がフラッシュバックします。

ぐったりしていのではなく踏ん張っていたとしたら、毛繕いではなくアレの後処理だとしたら…!



恩返しならぬ、うん返しをされたお話でした。

長生きして沢山のアブラムシやっつけてくれればそれで十分さ!(*´∀`*)