郵政改革特別委員会を見て


一言で言って、新鮮だった。

自民党の質問者・民主党の答弁者、ともに新人・若手が受け答えしていた事も、新鮮さをかもし出していた要因だろう。

政府案(与党案)と野党案(民主党案)を対比させつつ審議をすすめるあり方は、これまでになく、画期的で、

今後も、続いてほしい、方式であった。

時に、質問と、答弁がかみ合わないのは、いつものことだが、野党の法案提案者が理念と、概要に答える場面があるのは、政府案との対比がより明確になって、良いと思う。


財務官僚出身の片山さつき氏と永田寿康氏のやり取り・「役人のような質問」「係官のような答弁」とまるで姉弟ゲンカのような、番外編の応酬もあったものの。

「民主党の諸君は、批判するのは慣れているが、批判されると、冷静に対処できない・・・言い勉強ではないか??」と小泉総理の余裕のとりなしで納まった、感。(軍配をさばく、行司のようだった)


全体的に民主党の側の稚拙さが目立ったように感じられる。選挙後に作り直した「対案」はいかにも、‘付け焼刃‘で詰めの甘い内容であった、ように思える。

それでも、なお、対案によって、双方疑問点をぶつけ合い、問題点を炙り出すことが出来る点において、評価しておきたい。今後も、国民の前で、オープンな議論が行われることを期待しつつ、今後の推移を見守りたい。


----05年体制を歓迎する。----

                                    10月8日    雑草