「資源保護」
その商品が、再生可能なエネルギーや原材料を用いているか
再生利用できるように材料の種類を減らしているか
再生材料を用いているか
水を大量に使っていないか
エネルギー多消費型の事業ではないか
「商品の品質」
有害化学物質を用いて糊付けしている衣料品や、
電源をオフにしていても電力を消費する電化製品などの要素を
"品質が悪い”と判断する。
「最小限の有害物質使用」
その商品は有害物質や回収不能の物質を生み出すものであるか。
*この基準でドイツ商品の環境から危険な化学物質がどんどん減った
「そのほかの環境基準」
ガスや太陽エネルギーの使用と
石油の使用の比較
断熱性能、電気衣類乾燥機とガス乾燥機のコストの比較など
*価格だけでなく、長期的に見た性能、経済性、耐久性を評価する
SWでは、環境に対する配慮が商品の評価全体に占める割合は15%だが
重金属の使用など、非常に重大な環境上の問題がある場合は
それが優先条件となり、それだけで商品に「マイナス」の評価がつくことも。
たとえば、フロンガスを使った、とても高品質の脱臭スプレーがあったとします。
同じ商品でも、ポンプ式の容器に入っていれが
しれだけで「良い」の評価を受けますが
このスプレーは「マイナス」の評価になってしまうのです。
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SWは今では、最初の段階から再利用まで
製品のライフサイクル全体について評価を行っているという。
ナイキ方式だ。
「その商品はどれだけ再生可能か」
「商品の各部分はどれだけ分解可能か」
「製品責任がきちんと整っているか」
を問いかけている。
だが、たとえばナイキが行っている靴へ温室効果ガス注入や
電気メッキやラッカー仕上げの方法など
様々な業界で行われているこのような行程が
どれだけ破壊的かという点については
まだ体系的な調査が行われていない。
「もっと多くの科学的知識が必要になるでしょう。
私たちにはまだそれがないのです」(SW・ジーバー)