ホンマタカシ×サワラギノイ


ホンマさんの作品は直接性よりも

間接性が強調されていて

何が真実かわからないというのが

特徴のような気がします。


<seeing itself>は

間接的な視線を重ねることで

かえって直接的にみるような感覚が

生じると思うんです。


偽者の偽者はホンモノということですかね。

でもホンモノは、ホンモノに見えても微妙に違う。

つまり、シミュラークルということです。

実体験でもないし、まがいものなんだけど

別の意味でホンモノになっている。


ウソの積み重ねでも、違う意味での写実的な真実が

出ればいいなと思ったんです。