朝日新聞 2011.1.10


アマチュアの写真がネット上にあふれている

プロとアマの境界線はどこにあるのか?


「写真にアイデアや物語、深さを加味できるかどうかだ」

「プロとアマが違うのは

あらかじめ時間をかけて下調べをし

どんな物語を伝えられるかをじっくり練ることだ」

byJonas Bendiksen


「写真は世界の端的な模写。デジタルで加工すると

その前提がなりたたなくなる」

写真には余計なものが写りこむことがある。

それがまた面白い

「何かを主観的に切り取るのではなく

飛び込んでくる世界を

そのままカメラで受け止めたいんです」

by 石川直樹


「遠くて嫌いなんだけど、胸に引っかかっている。

いわば思春期の痛みのようなものを

写真に撮ったら、何かが写るんじゃないかって」

亡き母の下着や口紅などの遺品を撮った「マザーズ」や

広島の・・・・・(略)

「写真は、いまを撮っているの。過去からいままでの

時間のかたまりをね。

時間、空気、匂い。

見えないものを写真は写してくれる。だから面白い」

by 石内都