とうとう2005年を迎えた。スマトラ沖の津波では、イタリア人の行方不明者は430人に上る。スエーデン、ドイツはそれをはるかに超えるそうだ。
 新年早々のこの事件、「しあわせ工房」という名の日誌のはじまりとしては、ちょっと悲しすぎる。
 イタリアのテレビでは、紀元79年8月24日ポンペイを灰で埋め尽くしたヴェスーヴィオ火山について特集をしていた。
 被害に会った人には気の毒だが、この事件によって、僕のようにイタリアに住んでいるが、クリスマスだとか正月と言っても、どこへ行くわけでもなく、静かに過ごしたのもまんざら悪くないと感じる。
 こうして何事もない日々にホッとさせられた。
黙想・・・。