日本が軍事的に同盟を組んでお互いに助け合えるのはイギリスだろう。

地理的に見てユーラシア大陸にわずかにくっつくかのように位置する島国であるのは防衛面の利点だし大海原を視点に入れて戦略をとれインド洋を回るシーレーンの獲得は双方の国にとって膨大な利益だ。

 

日本が文化的に相思相愛になれる国はイタリアだと思う。

日本人はイタリア料理に、イタリア人は日本料理にものすごく愛している。

 

そんなわけで日本でイタリア好きな人たちにイタリアのいいものを運んで商売をするとはどういうことかを体験学習で知ったことを頭に入れてその真逆なこと、つまりイタリアで日本が好きな人々のために日本語、まんが、そしてすし、ラーメンという文化を届けることを事業にしたのは正解だったようだ。

 

コロナで飲食店が危機にさらされているこの時期、とくに実際に作って味見として食べにくる日本料理がロックダウンで出来なかった時期でも対面で日本語教室、マンガ教室は在宅レッスンを続けられたおかげで収入は落ちてはいても存続することができた。

 

還暦まであと3年という歳になって体に鞭を打って働くことなく、経営者として、新しいことをはじめたり、イベントを開催したりという私が得意とする企画力をつかって会社を引っ張っていける地位へと気がついたらついていた。

 

イタリアにやってきたころ、90年代の初めのころにミラノ在住の日本人が「マーフィー潜在意識100の法則」とかいう本を貸してくれて目の鱗が落ちた。潜在意識を使うと思い通りの人生を送ることができる。

 

気がつけばイタリアで家庭を持ち31年住んでいる。

そして無理のない生き方をしているように思う。