今年で25周年を迎えた「わかさ生活」の社長 角谷が、従業員に話してくれる「豊かな心」になる話を毎週紹介しています!

 

あなたは「お金」がブレーキとなって何かを諦めた経験はありますか?

 

「旅行がしたいけど、やめておこう」「新しいパソコンが欲しいけど、今のモデルをしばらく使おう」「今月は外食を控えよう」などといったあれこれは、もったいないというブレーキがかかっている状態です。

 


しかし、時にはそのブレーキを外して、アクセルを踏むことも大事です。

 

 

それは繋がりを得られる時だからです。


昔、とあるご縁から、郵便局の営業担当の人に「御社の年賀状を、全国のご家庭に届けませんか?」というお話をもらいました。

 

 

いろいろなことが重なって、偶然わたしたちのところに話が舞い込んできたのです。
おめでたいお正月という日に、わかさ生活やお店を知ってもらえるチャンスです。
 

 

しかし、全国のご家庭にとなると、必要なお金はそれまでの人生で見たことがないような金額です。それでも、払えなくはない金額でした。
 

 

「これは、二度とない機会かもしれない」と思い、スタッフには「年賀状の件はやろう。郵便局にお願いしてください」と伝え、わたしは海外出張に向かいました。

 

ところが、全然連絡が来ないことが気になり、スタッフに「年賀状の件はどうなってる?」と確認をしたところ、「社内の会議で反対意見が多かったためお断りしようと思っています」と言ってきたのです。
 

 

わたしは愕然としました。
 

 

反対の理由が「お金が高いから」「もったいないから」というものばかりでした。
そんなことは、最初から理解しています。
 

 

それでもわたしは、「お金がもったいない」よりも、「このチャンスを逃す方がもったいない」と思っていました。

 

 

しかし、わたしとスタッフの見ているところが違ったのです。
 

 

その後、わたしが直接郵便局にお願いし、無事に企画は実施することができました。


この年賀状企画を実施した年は、これまで以上にお客さまとの繋がりが生まれ、売上も過去最高を記録しました。

 

 

リピーターになってくれた人も多く、今でもわたしたちとのご縁は続いています。あの時ブレーキではなくアクセルを踏んで本当に良かったと思っています。


「高いから」「もったいないから」と反対をしたスタッフは、「お金」だけを見ており、「お客さまとの繋がり」ということまで目に映っていなかったのです。
 

 

人生にお金は必要ですが、それだけでは長続きは出来ません。また、お金は持っているだけでは何も生み出しません。

 

 

お金は使うことで、はじめて何かを生み出すのです。
 

 

「もったいない」と思った時は、「もしこのお金を使ったら、何が生まれるだろう?」と考えてみてください。

 

 

お金の価値とは大事にとっておくことではなく、「その先にある繋がり」にあるのです。