地獄の勉強会 | 日本語教師が本当に知りたいこと 100!

地獄の勉強会

私が日本語教師デビューしたのは、台湾の日本語学校でした。
専任で、仕事の後学校に来るビジネスマンや学生を教えたり、会社に出向いて社内クラスで教えたり、週末には子どもも教えました(4歳とか!)

養成講座を修了したばかりですぐ就職したので、それこそ右も左もわからない。
教授法の授業がいかに役に立たないかを身に染みて感じました。
あれって知識にはなるけど実践にはあんまり意味ない!
どちらかというと、ある程度経験ついてからノートを見返すとためになる、という気がします。


そんなわけで私が台湾で働いた日本語学校ですが、これが素晴らしい学校でした。
なにしろ教師の質が高い。尊敬する大先輩ばかりの学校でした。

が、そんなとこに来ちゃってヤッベー!と思ったのも事実。苦笑。



さてそんな台湾の日本語学校では、毎週金曜日に研究会があります。
専任教師が全員集まって、毎回のテーマに沿って検討し合います。
あるときは文法について、あるときは授業の進め方について…相談できる場であり、一緒に試行錯誤する場でもありました。


しかし!新人教師にとってはきついんですよ!!


なぜかというと、新人が来たら研究会は「勉強会」という名前に変わり、約1か月に渡って模擬授業と教案チェックをひたすら繰り返すからなのです…!

内容は、
●みんなの日本語 3課分(どの課をやるかは先輩が決める)の教案を、各4回の授業と想定して書く
●その一部(先輩が指定した部分)の模擬授業を3回

です。
これちょっとでも日本語教師かじった人なら分かると思いますが、結構つらいです。特に右も左もわからない新人にはやばいです。(でも何年か前はみんなの日本語全課分の教案提出だったらしいし…!それと比べたら楽か…!)
模擬授業に関してはその場でコメントをいただき、教案は先輩全員がコメントを書き込みして返してくださいます。
コメント辛辣だし、考えても考えてもわからないようなこと書いてあったり…

でもこの勉強会のおかげでその後の授業が全然違うものになりました。

コメントのひとつひとつが大事な宝物で、今読み返しても勉強になります。きっと何年たっても気付かされることがあるし、勉強になるんだと思います。


そこで、その教案の一部といただいたコメントを(恥をさらすようですが笑)このブログに書いていきたいと思います。
それを読んで、新人日本語教師の方が教案を作るときに何かに気づけるきっかけになれたらいいな合格と思っています音譜

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