路上ミュージシャンの演奏がこの部屋には聞こえてくる。
アコースティックのギターと歌。
さっきまでは悲しいフォークソングをずっと演奏してたのに
20分ほど出かけて帰ってきたら
“ヒアカムザサン”を歌ってた。
それがラストナンバーだったみたいだ。

カオサンロードから1本離れたガイシ―ロードに面するこの宿はいわゆるゲストハウス。
1階はレストランも兼ねてるのだろうか、冷蔵庫に入ってたコーラは20バーツだった。

少し歩くとインターネット屋があり、このブログも更新できるようになった。
宿でワードで打ち込み、データだけアップするようにしている。
1分0.5バーツ、と安価なようだが、少しでもと節約意識な行動。


1日歩くとカオサンの街の様子が頭に入ってくる。
目印の建物、交通量、繁盛している店、治安、宿の方角。

ショックなことが2つあった。

ひとつ。
屋台の雑貨屋に相撲取っているのか抱き合っているのかわからないが
そんなポーズをとっている塩コショウ入れが置いてあった。
カメラを向けていると、店のおばあさんが不機嫌そうに出てきた。
撮影がまずかったのかと思い、カメラを見せて英語で許可を求めた。
しかし「No!Bye!!」と怒鳴られてしまった。

英語は伝わってなかった。
商品の撮影を嫌がっているわけでもなかった。

あのおばあさんは、僕を嫌がっていた。


もうひとつ。
これは自分の勝手な話なのだが、
カオサンにあまり、興味がわかない。
観光客が多すぎるのもそうだし、
日本語で話しかけられることがたまにあるのもそう。

でも一番の理由はたまっている疲労のせいだと思う。
旅行の疲労というより、出発直前に遊びすぎた疲労。
幸せなことにバイトを辞める日から出発までの5日間、
すべてに楽しい予定が入っていた。

しばらくのんびりしようと思った。
明日は川の近くの公園で読書でもしよう。

0909052401




鉛筆の持ち方を教える兄と教わる妹。
Michina

を、邪魔する子ども。
Michina