カオサンの西側には、Chao phraya川という川が流れている。
おそらくこの川がバンコクとその隣の市の境界なのであろう。

新しい宿は、昨日の宿よりもこの川に近づいたところにある。
180バーツ。シャワー・トイレ共同扇風機付き。土足厳禁。
1階では雑貨屋を営んでいる。

その宿を出て右に行くと川に平行な大通りに出る。
大通りを右に行くと川の見える公園にでる。
昨日見つけた読書スポットだ。

この旅行に本は2冊持ってきていた。
1冊は少しでも英語の勉強を、と思って買った「トレインスポッティング」の翻訳本。
もう1冊は中学の頃に1回、高校の頃に1回読んだ、山本周五郎「さぶ」。
大学での1回が旅行中でも良いな、と思って、かばんに入れた。

今日選んだのは「さぶ」の方だ。
以前読んだ時は二回とも
登場する栄二とさぶが二人とも、自分よりよっぽど大人だった。

しかし本筋に入る時の23歳は、自分とまさに同年代。
高校の頃に読んだときの感想など忘れてしまったが、
今日受けたインスピレーションとはまったく違っていたはずだ。

公園での読書はとてもきもちがよく、ぜひ明日も行いたいのだが難点が一つ。

バンコクの太陽は意地悪で、いいシーンにいくと必ず、日差しが差し込んで邪魔をするのだ。
読み進めたいのだが、暑さには敵わず、場所を移動する。
また次の良いシーンにいくと、また太陽が邪魔をする。
少なくとも4回は移動しただろう。
イケナイ太陽だ。

0909062541
Michina
Michina
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