緩やかな生活の中に、
どうやって彩りを加えようかと
人間はただ考えている。


それが時には、

ファッションであったり、
食であったり、
仕事であったり、
愛であったりする。



私にはずっと、歌があった。

でも、
その彩りに点数をつけられた瞬間、
歌は、彩りじゃなくなった。



それは苦痛でしかなく、
自分より優れた人がいることを知り、
彩りは、ただの付属品になった。



今の時代は、
シンプルであることが
美しくあるような気がする。

でも、
人間を彩るのは
シンプルではなく、
整理がつかないほどの
溢れるムダなものだ。


それにいろんな角度から触れるから
突然彩りだったことに気づいたりする。



私の中のアイデアは、
ほとんどが、
予測もしなかった出会いから
生まれている。

それは、豊かさの広がりも同じで、
まさかというところから、
始まることが多い。



明日は長男の卒園式。
迎える前に、私も今一度、
自分を見つめなおしておきたかった。

だから、この記事。



誰かの人生から彩りを奪うことなく、
彩りを与えられる私でありたい。