最期に会えたので書きます。

片平さんとの出会いはチームが4つになった年。
覚えてるかわかりませんが、
埼玉に移動前でまだ大阪のグランドで練習してるときでした。

あれから5年たったんだなと、つい昨日のことのように思い出すし、あっという間だったなと感じます。
片平さんはチームが違くてもずっと気にかけてくださり指導して下さいました。
そんな中でもその当時は私も5歳若かったので、片平さんが言ってることが自分の中で理解できずに、何でこうしなきゃいけないんだと勝手に反発したり、自分のしたいようにやり通したり、表にはあまり出さないけどめちゃくちゃ反抗してたことがありました。

それでも見放さずずーっと指導し続けてくれました。

元々バッティングが大嫌いでバッティングについてあまり追求しようとしてなかったんですが、片平さんに指導されてからどうやったらもっと良くなるのか、どうしたらもっと打てるのかと考えるようになり、それを実行するようにもなりました。
そうすることで徐々に片平さんが言ってることも理解できるようになってきて、今ではやれてるかは置いといて理解出来るようになりました。
今でもあの時は馬鹿だったなーって、
なにもしようとしてなかった自分が恥ずかしいです。

片平さんがいてくれたから、自分の野球人生が変わりました。
何よりもバッティングの楽しさを教えてくれました。
今ではバッティングが1番好きです。

他にもたくさんのことを教えていただき、本当に感謝の言葉しかありません。

ここでは書ききれないほどのエピソードもたくさんありました。

遠征の時に素振りをしていると、チームが違うのに遅くまで熱心に指導してくれたこと。
片平さんがいつも杖に使っていたノックバットにボールをぶつけて折ってしまったこと。
ラーメン屋に連れて行ってくれたこと。
お腹いっぱいになるまで食べさせてくれて限界を越えたこと。
呼び出したらすぐに駆け付けてくれたこと。
一昨年に怪我をした時、なんとか試合に出ようとしていた自分をまだ先があるんだからと気にかけ止めてくれたこと。それでも規定打席を気にしてくれて、なんの役にも立たない自分を打席に立たせてくれました。

あげるときりがないですが、たくさんお話もしました。

後悔もたくさんありますが、その中でも
タイトルをとって今度は自分が片平さんにご馳走すると約束していたのにそれができなかったこと。
あれだけの時間を過ごしたのに片平さんとの写真がないことに気付きました。
そして、まだなんの恩返しも出来ていません。


もっともっと話したかったのに、
もっともっと野球を教えて欲しかったのに、
もっともっと見ていて欲しかったのに、

遠くへ行ってしまいました。
また会えると信じてたのに…

でも、今までずっと頑張ってきたから
もういいからそろそろゆっくり休めと
そういうことなんだと思います。

片平さんが教えてくれたこと、
絶対に忘れません。


本当に本当にありがとうございました!
遠くから、見守っていてください。