って本当にあるんだよね~

彼女が考えていることは痛いほど良く分かるから

彼女がやりたいことも夢も、生き甲斐も全部

同じ世界にいるから分かるから


だからこそ、私が言える言葉なんてあるんだろうか

きっとごく少ないけれど、今の私にはそれを伝える勇気がありません




上京してきて出会った、かけがえのない仲間

無遠慮で何度もぶつかって、お互いの成長を涙で喜びあった大切な仲間

誰よりも芝居が大好きで、本気で命を懸けて頑張る子が

何よりも大事にしている公演の前に、持病の悪化で出場が不可能になってしまいました


そして明日の稽古が、もしかしたら最後になるかもしれない

100%回復することはない不確かな手術のため、東京を離れます

後遺症が残ることも考えられます





本当に最悪は、もう目覚めないかもしれません

それくらい難しいみたい





1年前に、その兆候があらわれた時

私は向き合う勇気がなくて、見て見ぬフリをしてたも同然でした

凄く怖くて

彼女が居続けたいと願う場所に、いつまでも居るからって

伝えることだけが精一杯だった

今思えば、逃げてただけでした


ごめん。本当にごめん。





そんな彼女に、明日会ってきます

今は絶対、目をそらさないから

彼女が私だけにはきっと、素直な気持ちを見せてくれると信じて



お守りとハグと、きっと勇気づけてあげられると信じた笑顔を持って

彼女がずっとお守りにしてきた言葉

「絶対、大丈夫だよ」って

きちんと言ってあげられますように