お久しぶりです(?)
中々書く時間が取れなくなってきました!!
楽しみにしてくださってる方、申し訳ありません。
気長にお付き合い下さいませ♪(´ε` )


ブログ一ヶ月記念 第四弾。


☆gongoroさんからのリクエスト ☆


《今本誌ではキョーコが蓮にほにゃらほにゃら(笑)しかけているところですが
もう蓮に恋をしてることを自覚するキョーコなんてどうでしょうか?
蓮に好きな人がいることを思い出して
苦しむキョーコ、ちょっと切ないけど最後はハッピーエンドなんてどうでしょうか?》

ふむふむ。わかりました!!チャレンジいたしましょう!!
…と言うことで、お楽しみ下さいませ。


*****


自覚した想いの行方



ーーーまた、目で追ってしまったわ…。
キョーコはほんのり頬を朱に染めながら、恥ずかしそうに顔を伏せた。

無意識の行動に溜息が出る。

最近気付いたこと、それは芸能界で人気No.1の、今をときめくトップ俳優、大先輩の敦賀蓮のことを、異性として、おこがましくも好きになってしまったということ。

ーーー絶対にこの想いが叶うことなんてありえないのに…。

告白するまでもない。断られることなんてわかり切っているのだ。


もう封じることなど出来ないくらい好きなのだと、恋を自覚せざるを得なくなったのは、カインとセツカの生活が終わってからだった。

今までほぼ毎日ホテルで一緒に生活をしていたのに、急に現実に戻された様に、いつものだるま屋に戻り生活していた。

テレビで見掛ける度に魅入られたようにテレビに釘付けになる。
聞こえる声を抱き締めたくなる。
切なくて苦しくて、ただの先輩後輩に戻ってからは、理由もなく会うことなんて出来なくて、忙しい敦賀さんと偶然会えるようなことも、そうそうなくて、蓮がちょくちょく顔を出してくれていたラブミー部へもキョーコ自身、行く機会が少なくなるくらい仕事が入るようになってしまっていた。

ーーーそれでもまだ、私は頑なに恋をしているということを否定して認めていなかった。


ーーーそんなある日のことだったのだ。
社さんから、敦賀さんが倒れたと連絡が入ったのは…。

「え?!風邪で、栄養失調ですか?!」
『あぁ、そうなんだ。一応点滴は打ってもらったんだけどやっぱりそれだけじゃ心配というか、キョーコちゃんのスケジュール聞いたら、明日はオフってことだったから、無理じゃなかったら今日の夜と明日の夜に食事を作りに行ってやって欲しいんだけど…。』
社が申し訳なさそうに話をする。
「そんな!それは敦賀さんの一大事じゃないですか!!行きます!!是非行かせて下さい!!」

勢いのままに、社のお願いを受けて、蓮のマンションへと行くことを決めた。

蓮の食事の世話だけで終わらすつもりはもちろんキョーコにはなく、泊まり込みで看病する気満々である。

蓮は自宅で眠ってるはずという社の話を思い出し、チャイムは鳴らさずに、預かったカードキーと教えてもらった暗証番号で扉を開け、蓮の部屋へと向かった。

玄関をこっそりと開けて中を伺うが、シンと静まり返っており、人の気配はない。

リビングへたどり着くと、ソファに無造作に置かれたカバンと、その上に掛けられた上着があり、家主の在宅を確認出来た。

とりあえず様子を見ようと寝室を覗くと、熱の為に荒い呼吸で苦しそうにしている蓮がいた。

慌てて近寄るが、乗せてあるタオルは既に温くなっており、冷やす機能は果たせていない。

氷嚢と氷枕を準備する為、立ち上がろうとしたキョーコの耳に小さく蓮が誰かを呼んでるような呻き声が聞こえた気がして、耳を近付ける。
そんなキョーコの耳に、蓮が小さく「キョーコ…ちゃん…」と苦しげに呼ぶ声が聞こえた。

キョーコの心臓は大きくドキンと跳ねたのだが、直ぐに前回代マネをしていた時も、蓮は風邪を引いた時、熱に浮かされて"キョーコちゃん"と呼んでいたのを思い出し、心臓が苦しくなるほど切なくなった。

ーーー敦賀さんの想い人…私と同じ名前なんだわ…。

キョーコの瞳から涙が零れた。

キョーコはショックを受けて泣いている自分に、驚き狼狽えた。


涙をそのままに、慌ててキッチンに向かい、涙を止めようとするのだが、いつまでたっても止まらない。
「ど…して…??」
キョーコはそう呟くが、本当は理由は分かっていた。

いや、分かってしまったと言うべきか…。

「私ーー。敦賀さんのことーー。」

ーーー好き…なんだわ…。


キョーコの中でそんな考えが浮かぶと、キョーコはストンと妙に納得出来た。

もう誤魔化すことなんて出来ない。それほど好きになってしまっていたのだ。

好きで好きで堪らない…。
だけど、蓮には既に想い人がいるのだ…。
しかも、自分と同じ名前の…。

キョーコはようやく、社がキョーコちゃんと呼んでも、蓮がキョーコちゃんとは呼んでくれない理由がわかった気がした。


ーーーそうだよね。好きな人と同じ名前なんて、呼べないわよね…。


キョーコの涙は止まらず、無理に止めようとしても溢れてくるので、とりあえず泣くだけ泣こうと決めて、キッチンにうずくまり冷蔵庫に背中をつけて声を殺して泣き始めた。

ーーー馬鹿だ…私…。敦賀さんが私のことなんて好きになるはずないのに…。最初から失恋確定で好きになってしまうだなんて…。

ーーー知ってたはずなのに、最初から…。直接敦賀さんから恋愛相談されてたじゃないの…。

キョーコはしばらくそのまま動くことが出来なかった。


その後、一通り泣いて復活したキョーコは、本来ここへ来た目的を思い出し、慌てて氷嚢と氷枕を準備すると、蓮の元へ運んだ。

起きた蓮が、キョーコを"最上さん"と呼ぶ度に、"君は対象外だよ。"と言われてる気がして、キョーコは泣きたくなっていたが、無理に笑顔を作って乗り越えた。

キョーコは翌日も、仕事を終えて戻ってきた蓮に、食事を作り、大分回復したのを見届けると、また蓮に会えない日常生活へ戻っていったのだった。



蓮の看病から二週間程たった時だった。

TV局をキョーコが歩いていると、蓮を見つけた。
久しぶりの生の蓮に会って、胸が高鳴る。


ーーー敦賀さんだぁ!

キョーコは嬉しくて挨拶しようと駆け出そうとしたのだが、蓮は女の子とにこやかに会話を交わしてるところだった。

年は自分と同じくらいの女の子。

しかし、僅かに蓮の声が発した呼び名にキョーコは凍り付いた。
「ーーーコちゃんは、ーー」

たまたま"コ"で終わる名前の女の子なのかもしれない。
しかし、その子は確実に下の名前で呼ばれているのだ。


ーー相手はまだ、高校生だ…。

坊へ相談をしていた蓮の言葉が蘇る。

ーー確か、16歳だ…。


ーーーあの子が…敦賀さんの好きな"キョーコ…ちゃん"…?

キョーコは胸が苦しくなり溢れようとする涙を懸命に堪え、相手の女の子を潤んだ瞳で見つめる。

艶やかなストレートな黒髪、可愛い笑顔、素直そうで純情そうな女の子だ…。
見ただけで好感が持てる女の子。

キョーコは、切な過ぎて唇を噛み締める。

ーーー敦賀さんとあの子は両想いだわ…。

女の子の表情からは、蓮に好意を持ってることが簡単に読み取れた。

ーーー疑うことを知らなかったピュアだった頃の私みたいに素直に恋をして真っ直ぐに想ってる女の子…。

心臓が張り裂けそうなほど痛んだ。嫉妬と羨望の目を女の子に向ける。


どこかで、自分は特別なんじゃないかと自惚れてた。

部屋に上げてくれたり、ご飯作ったりすることを許してくれていたから…。


ーーー私は、特別なんかじゃなかった。名前でさえも、今だに呼んでくれないのに…どうして特別だなんて思ったりしたの…?


ーー何もしないよ。君には、泣かれたら…困るからね。

蓮から言われた言葉がどんどん蘇る。


ーーー敦賀さんにとって私は何ですか?…私はあなたにとっても、家政婦でしかないの?家政婦としての存在価値しかないの??


キョーコの瞳に溜めた涙が限界に達する。一粒の涙が頬を伝ったところで、キョーコの身体が震え出した。

ーーーダメだ!!ここで泣いたらいけない!!

キョーコは、姿を見かけたのに先輩に挨拶もしない無礼者だと自分を責めながらも、蓮から一刻も早く離れなければと、後ずさる。


ーーカタン。

動揺しながら後ずさった為に、窓に肩がぶつかった。


その音に気づいた蓮が振り返り、驚いた顔でキョーコを見ていた。
「最上…さん?」


ーーーあぁ、やっぱり…私は最上さんでしかないんだ…。


キョーコは決壊したように涙がポロポロとこぼれ出した。

何か言って誤魔化さねばと思うのに、胸が苦しくて言葉がでない。

目の前の蓮が、突然泣き出したキョーコに狼狽えているが、キョーコの涙は全く止まらない。

キョーコは、何も言えなかったが、先輩に挨拶だけでもしなければと、勢いよく蓮に頭を下げると、猛ダッシュでその場を離れた。

涙は容赦なく流れ続ける。

キョーコは人気のない非常階段に駆け込むと、しゃがみ込んでわんわんと声を上げて泣き出した。

もう、我慢なんて出来なかった。

好きな人との会話を邪魔してしまった。
きっと呆れられた…。
訳のわからない女だって思われたかもしれない。
…でも、もうどうしようもない。時間は巻き戻せないんだから…。

キョーコが一人で泣いていると、勢いよく非常階段のドアが開かれた。

キョーコは涙が邪魔して、相手を見ることは出来なかったが、直感的に蓮だと分かった。

大きな手が、キョーコの腕を取ると、グイッと引き上げ、頭を胸に押し付けるように抱き締められる。

ふわりと香る落ち着く香りに、胸が締め付けられる。

「離してください!!敦賀さんなんて大っ嫌い!!嫌い嫌い嫌い!!!!大っ嫌い!!」

キョーコは泣き喚き、蓮の胸にしがみ付きながらも暴れた。
この温もりから離れたくないのに、突き放したい。
この優しさが憎らしいのに、恋しくて堪らない。

キョーコの心はぐちゃぐちゃだった。

蓮はキョーコの言葉に傷付いたが、キョーコを無言で離すまいと抱き締め続けた。

「私なんかに、構わないで下さい!!無責任に甘やかさないで下さい!!私のことなんて何とも想ってないくせにっ!!」

「最上、さん…?」

「大体、敦賀さんは誰にでも優し過ぎるんです!!何で私を追ってきたんですか?!とっととキョーコちゃんのところに行ってください!!」

「え?!キョーコ…ちゃん??どうして、そんなこと…?」

蓮が狼狽えたので、キョーコが苦しくて切ない気持ちをぶつけるように蓮に一気に言った。

「知ってますよ!!敦賀さんの好きな人が"キョーコちゃん"だって事ぐらい!!この間も、その前も、熱を出したら敦賀さんはその子を呼ぶんです!!知ってるんだから!!」

キョーコはポロポロと涙を流して喚きたてる。

「八つ当たりだって、分かってます!!でも、敦賀さんがいけないんです!!好きな人がいるくせに、私の心をこんなに掻き乱すんだから!!」

わあわあと泣くキョーコを、蓮は信じられない気持ちで見つめながら、抱き締める腕に力を込めた。

蓮が静かに口を開く。

「…"キョーコちゃん"は…俺の初恋の女の子なんだ…。」

キョーコが蓮の腕の中でピクリと震える。

「俺が、10歳の時に出会った。」

蓮が語りだしたので、キョーコは涙を流しながらも大人しく耳を傾けた。
しゃっくりだけはどうしても止まらず、鳴り響く。

「その子には、俺ではない大好きな男の子がいてね、いつもその子の王子様のノロケ話を聞かされてたんだ。」

キョーコは蓮の胸元の服をギュッとつかむ。

「王子様の名前は、ショーちゃん…キョーコちゃんはそう呼んでた。」

蓮はキョーコの頭を撫でながら言葉に出す。

大きな手に包まれて、キョーコは段々と落ち着きを取り戻して行った。
耳に心地の良い声が、心に直接響く。甘くて優しい気持ちが、じわりと胸に広がる。

「たった数日間だけの出会い。俺たちはお互いの下の名前しか知らなかった。」

「そう…なんですか…。今は…その子は…?」

「ちゃんと元気に生きてるよ。今は俺の腕の中にいる。」

「………?」

ーーー腕の中??胸の中じゃなくて??


「俺は今もキョーコちゃんが好きだよ。何事にも一生懸命取り組む姿とか、無邪気で明るい笑顔とか、細やかな気遣いとか…大好きで大好きで、愛しくて堪らない。だから、嫌いだなんて言われたら…堪えるよね。」

蓮は苦笑した。

キョーコは不思議そうに蓮を見つめる。
蓮は一体何の話をしてるのだろう??

ーーー腕の中にいるのは、私なのに…。


蓮はキョーコの目を優しい目で見つめ返した。

「キョーコちゃんと、初めて出会った時のことは今でも覚えてるよ…。涙をいっぱい瞳に溜めた目で、酷く驚いた顔をして、俺を見て言ったんだ。『あなた…妖精さん…?』ってね。」
蓮が悪戯っぽくくすくすと笑う。

キョーコの涙目が大きく見開かれた。

「そうそう、その目だよ。君は、そんな目で俺を見てたんだ。」

「まさか…?!コーンなの…?」

「うん。俺の大好きなキョーコちゃんは、10年前から君だけだよ。」

蓮の言葉にキョーコは茫然と立ち尽くした。

「うそ…」

「俺の本名は久遠。小さなキョーコちゃんには聞き取れなくて、コーンって勘違いされたんだ。俺は、自分にコンプレックスを持ってたから、敢えて訂正もしなかった。」

「敦賀さんが、コーンだったの?」

「そうだよ。俺はずっと君の事が好きだったんだ。今でもこれからも、君だけが俺の特別なキョーコちゃんだよ。」

蓮が神々しい笑顔でキョーコを見つめる。

キョーコは恥ずかしさで、パフっと蓮の胸に顔を埋める。

「私…自分で自分に嫉妬してたの??」

蓮がくすくす笑う。

「俺は、凄く嬉しかったよ。」

「コーンの…意地悪…。」

「仕方ないだろ。好きな子には意地悪したくなるんだから…。」

「私なんかで…いいんですか?」

キョーコが自信なさそうに言う。

「地味で、色気も何もない女なのに…。」

蓮はキョーコの背中を抱き締めて答える。

「君こそ、俺なんかでいいのか?…俺は今も、君の昔の王子様に嫉妬をしてるよ。」

「え?!何でですか?!」

「君が、あんな奴の言葉に今だに縛られてるから。」

「そんな!私縛られてなんて…。」

「縛られてるよ。地味で色気のない女だなんて、あいつに言われた言葉だろう?」

「それは…そうですけど…。」

「君は、地味ではないし、色気がないなんてありえない。誰よりも素敵な女の子だ。」

「敦賀さん…恥ずかしいから辞めて下さい。」
キョーコは蓮の言葉に真っ赤になってしまった。

「本当のことだよ。君は、もっと自信を持っていい。少なくとも、俺の中では君に叶う女の子は存在しない。」

「えぇえ?!そんな馬鹿な!」

「根性があるし、コロコロ変わる表情は見てて飽きない。ずっと君に側にいて欲しい。」

「敦賀さん…。私も許されるなら、敦賀さんの側にいたいです。」

蓮はギュッとキョーコを抱き締めた。

「嬉しい!!夢見たいだ!!君が俺を選んでくれるだなんて!!」

「大袈裟ですよ。敦賀さん!!それはこっちのセリフです!!」

キョーコが蓮の腕の中で息苦しそうに真っ赤な顔で言う。

「大袈裟なもんか!俺は一度"ショーちゃん"に負けてるんだから。」

「それは…仕方ないじゃないですか!あの頃は、あの馬鹿が一緒にいる時間が一番長かったんですから…。」

キョーコが困ったように蓮を見上げると、蓮は優しく慈しむような笑みを浮かべた。

「そうだね。過去はどうあれ、今は君が俺の腕の中にいる。俺は君を手離すつもりはないよ?一生ね。」

キョーコは、嬉し過ぎて泣きそうな顔を蓮に向けた。

「約束ですよ。手離したら恨みますからね。呪いますからね!」

「うん。そんな愚かなことはしないよ。」

蓮は嬉しそうにキョーコの頭を撫でた。

「この手が…好きです。」
キョーコはうっとりと瞳を閉じた。
「この香りも…好き…。」

蓮は、そんなことを言いながら目を閉じたキョーコに、無表情を向け固まると、頭を撫でていた手を頬に滑らせ、キョーコの顔を上に向けて、そっと唇を重ねた。

重ねられた瞬間、キョーコは驚きで一瞬目を見開くが、キスをされていることに気付いて、頬を染めながら、瞳を閉じて蓮の優しい唇の感触を感じた。




お互いの体温を確かめ合う様に、ただ静かに抱き締め合う。


「今度は、キョーコって呼んでも良いのかな?」

「え?!」

「初めて君の名前を呼んだ時に、キョーコって呼んで良いのはショーちゃんだけだって、怒られたんだ。」

「~~~!!そんなことまで覚えてたんですか?!」

キョーコは真っ赤になってしまった。
敦賀さんにそんな失礼なことを言った自分を叱ってやりたい気分だ。

「最上さん…?」

「呼んで下さい。キョーコって…。あなたに、呼ばれたいんです。」

蓮は破顔した。
間近で見た破顔にキョーコは赤面する。

「つ、敦賀さん?!」

「俺のことは、蓮か、久遠って呼んでよキョーコ。俺もキョーコに呼ばれたいんだ。」

「へ?!」

キョーコがピキンと固まる。
それをみた蓮は、笑顔で凄む。

「なに?俺には呼ばれたい名前で呼ばれるのに、俺の呼ばれたい名前では呼んでくれないの?」
キラキラキラと輝く笑顔。

「ええ?!そんな…でも…」
キョーコはしどろもどろだ。

「お願い…キョーコ。」
今度は、蓮の背後に仔犬の泣く姿が見えた。

「あの…恥ずかしいので、耳を…」

もじもじと顔を真っ赤に恥ずかしがるキョーコを見て、蓮は言われたとおり耳を近付ける。

キョーコが蓮の耳に蓮にだけ聞こえるように、小さな小さな声で囁くと、蓮は破顔してキョーコを抱き締めた。

「愛してるよ!キョーコ!!」

嬉しそうな蓮の声が非常階段に響いていた。

好きな人に名前を呼ばれる幸せをキョーコは蓮の腕の中で、しっかりと噛み締めた。



END


*****


キョーコが蓮を何て呼んだかは、ご想像にお任せします。

ようやく、リクエストにお答えすることが出来ました!!
gongoro様、いかがでしたでしょうか?!
ご期待に添えれてますでしょうか?!

何だか、目線を全部キョーコにしたので、蓮バージョンも書きたくなっちゃいましたよ(笑)
しかし、多分書かない…。浮かんではいるけども!同じ話を別視点とか、自分の首を締めそうで…(笑)
もしも、要望が多ければ書く…かも?!(断定は出来ません。)

こちらも、リクエストを下さったgongoroさんと、アメンバーの皆様に捧げます。
こんなのでも、気に入ってくださる方いたらご自由にお持ち帰りくださいませ。

gongoro様、楽しいリクエストありがとうございました!!



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