☆アメンバー様200人達成!&ブログ3ヶ月記念大感謝祭☆
リク魔人こと、sei様からのリクエスト!!
欲張って三つもの罠にうっかりはまってしまった風月です(笑)
この話が完結したらようやく終わるかな??
大変お待たせしてしまったsei様、どうかお許し下さいませ~!!
リクエスト内容は、プロローグの続きを丸っとお任せとの言葉を頂いたので、頑張りますね~♪
《グルグル悩むキョーコちゃんと、他の人を頼りにされて凹む蓮様っ!!どうなるかお楽しみに~♪》
待たせたお詫びに、長編になるかはまだわかりませんが、続き物にチャレンジです!!
どうぞお楽しみ下さいませ~♪
*****
貴方からの距離 3
ーーー本当はわかってたんだ。先輩、後輩っていう関係が、どんなに危うい関係かなんて…。
繋がりなんてない。ただ一方的に側にいて彼女の笑顔を見守ることが幸せだと思ってたんだ。
『知らなかった?京子ちゃん、彼のことずっと好きだったのよ。』
そんなことは初耳だった。
そして考えても見なかったのだ。
ーーー彼女が、恋をしていたなんて…。
呆然と佇む蓮に、泉が更に追い討ちをかけた。
「自分の気持ちになかなか素直になれなかったみたいだからね。言ってあげたの。本当に好きな人の側にいたほうがいいわよ。って。じゃないと、本当に好きな人から誤解されちゃって上手く行くものも行かなくなる。未来の恋人候補に誤解されたり、逃げられたりしちゃうかもしれないわよって…」
蓮は真っ暗な闇に突き落とされそうな感覚に陥った。
ーーー本当二好キナ人ガ、彼…ナノカ…。
身体中の血液がさぁっと引いて行くのがわかった。
そして、光と話が終わったのか嬉しそうに手を降ったあとにお辞儀をして、振り返った先で、漸く蓮と泉の姿を見つけた。
「あ!泉さん!敦賀さん!!」
2人の姿に気付いたキョーコがふわりと微笑みながら、蓮と泉に近付いた。
明るく元気な声が響く。
「おはようございます!!」
「おはよう。京子ちゃん。」
「……おはよう。」
にこやかに答える泉とは対象的に蓮は某然としながら答える。
「敦賀さん?どうかし…」
いつもと違う蓮の様子にキョーコは戸惑い駆け寄って声を掛けようとしたのだが、蓮の隣にいる泉の『未来の恋人候補に誤解されたり、逃げられたりしちゃうかもだし?』という言葉を思い出し、言葉を呑み込みながら、一歩下がる。
「あ、えっと。ごめんなさい。何でもないです。」
「………。」
「京子ちゃん、次移動じゃなかった?時間大丈夫?」
「え?!…あ、わぁ!!もうこんな時間っ!!行かなきゃ!!ごめんなさい、泉さん。敦賀さんも…あの、慌ただしくて…」
「ううん。いいのよ。気をつけてね。」
「…うん。がんばって…。」
キョーコは2人にペコリと勢い良く頭を下げると、そのまま走り去っていった。
残された蓮は胸の中で胸が締め付けられる。
ーーー彼女の思う相手は…おれじゃなかったんだ…。
蓮は絶望感に襲われた。
いつかキョーコが恋をしたいと思えるようになった時に、その相手になりたかった。
一番近い先輩という位置に甘んじて、ずっと側にいることがそのことに繋がると思っていた。
それなのにーーー。
「敦賀君?大丈夫??」
声を掛けてくる泉の声は遥か彼方。
「…ええ。すみません。俺もこれで失礼します。」
辛うじて返事を返すと、蓮はそのまま踵を返した。
「あ、敦賀君!」
呼び止められ、蓮はピクリと立ち止まり振り返った。
「…何ですか?」
「来週からのドラマ…よろしくね?」
ふんわりと笑顔を向ける泉に、蓮も答えを返す。
「…はい。こちらこそ。よろしくお願いします。」
その後のことは覚えていない。
蓮は気付いた時には仕事を終えて家のベッドに倒れこんでいた。
(続く)
*****
短めだけど、とりあえず出来たとこまで!!
なんか変な方向に転がりそうなんですが、大丈夫でしょうか?!sei様ー!!
風月、逃亡してもいいですかー?!?!(本気。笑)
リク魔人こと、sei様からのリクエスト!!
欲張って三つもの罠にうっかりはまってしまった風月です(笑)
この話が完結したらようやく終わるかな??
大変お待たせしてしまったsei様、どうかお許し下さいませ~!!
リクエスト内容は、プロローグの続きを丸っとお任せとの言葉を頂いたので、頑張りますね~♪
《グルグル悩むキョーコちゃんと、他の人を頼りにされて凹む蓮様っ!!どうなるかお楽しみに~♪》
待たせたお詫びに、長編になるかはまだわかりませんが、続き物にチャレンジです!!
どうぞお楽しみ下さいませ~♪
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貴方からの距離 3
ーーー本当はわかってたんだ。先輩、後輩っていう関係が、どんなに危うい関係かなんて…。
繋がりなんてない。ただ一方的に側にいて彼女の笑顔を見守ることが幸せだと思ってたんだ。
『知らなかった?京子ちゃん、彼のことずっと好きだったのよ。』
そんなことは初耳だった。
そして考えても見なかったのだ。
ーーー彼女が、恋をしていたなんて…。
呆然と佇む蓮に、泉が更に追い討ちをかけた。
「自分の気持ちになかなか素直になれなかったみたいだからね。言ってあげたの。本当に好きな人の側にいたほうがいいわよ。って。じゃないと、本当に好きな人から誤解されちゃって上手く行くものも行かなくなる。未来の恋人候補に誤解されたり、逃げられたりしちゃうかもしれないわよって…」
蓮は真っ暗な闇に突き落とされそうな感覚に陥った。
ーーー本当二好キナ人ガ、彼…ナノカ…。
身体中の血液がさぁっと引いて行くのがわかった。
そして、光と話が終わったのか嬉しそうに手を降ったあとにお辞儀をして、振り返った先で、漸く蓮と泉の姿を見つけた。
「あ!泉さん!敦賀さん!!」
2人の姿に気付いたキョーコがふわりと微笑みながら、蓮と泉に近付いた。
明るく元気な声が響く。
「おはようございます!!」
「おはよう。京子ちゃん。」
「……おはよう。」
にこやかに答える泉とは対象的に蓮は某然としながら答える。
「敦賀さん?どうかし…」
いつもと違う蓮の様子にキョーコは戸惑い駆け寄って声を掛けようとしたのだが、蓮の隣にいる泉の『未来の恋人候補に誤解されたり、逃げられたりしちゃうかもだし?』という言葉を思い出し、言葉を呑み込みながら、一歩下がる。
「あ、えっと。ごめんなさい。何でもないです。」
「………。」
「京子ちゃん、次移動じゃなかった?時間大丈夫?」
「え?!…あ、わぁ!!もうこんな時間っ!!行かなきゃ!!ごめんなさい、泉さん。敦賀さんも…あの、慌ただしくて…」
「ううん。いいのよ。気をつけてね。」
「…うん。がんばって…。」
キョーコは2人にペコリと勢い良く頭を下げると、そのまま走り去っていった。
残された蓮は胸の中で胸が締め付けられる。
ーーー彼女の思う相手は…おれじゃなかったんだ…。
蓮は絶望感に襲われた。
いつかキョーコが恋をしたいと思えるようになった時に、その相手になりたかった。
一番近い先輩という位置に甘んじて、ずっと側にいることがそのことに繋がると思っていた。
それなのにーーー。
「敦賀君?大丈夫??」
声を掛けてくる泉の声は遥か彼方。
「…ええ。すみません。俺もこれで失礼します。」
辛うじて返事を返すと、蓮はそのまま踵を返した。
「あ、敦賀君!」
呼び止められ、蓮はピクリと立ち止まり振り返った。
「…何ですか?」
「来週からのドラマ…よろしくね?」
ふんわりと笑顔を向ける泉に、蓮も答えを返す。
「…はい。こちらこそ。よろしくお願いします。」
その後のことは覚えていない。
蓮は気付いた時には仕事を終えて家のベッドに倒れこんでいた。
(続く)
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短めだけど、とりあえず出来たとこまで!!
なんか変な方向に転がりそうなんですが、大丈夫でしょうか?!sei様ー!!
風月、逃亡してもいいですかー?!?!(本気。笑)