難産でした…(笑)
書き方が気に入らず書き直したこと数回…!
長くなったので、まだこれで終わりません。

次がラスト…かな?
お楽しみくださいませ~☆


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海・水・浴 4


「ふぅぅぅぅ~」

蓮は一度自身を落ち着かせる為、大きく息を吐き出した。

わかってはいるのだ。キョーコの幸せの為なら自分が身を引かねばならないと言うことも。

キョーコが彼を選んだというその事実がある限り、ただの先輩である自分が口を出せることなど何もないのだから。

しかし、どうして…と、思わずにはいられない。

ずっとキョーコを一番側で見守ってきたつもりでいた。
忙しい時は一ヶ月近く会えないこともあったが、それでもたまにではあるが電話をしたり、食事の以来をしたり、ラブミー部に顔を出したりと、蓮なりに努力をして今までキョーコとの距離をゆっくりと、確実に縮めてきたはずだった。

先輩としてでもいい。彼女にとって誰よりも信頼でき、安心できる距離で側にいることが出来たらそれでよかった。

第一、自分はまだ幸せになる資格などないと思っている癖に、キョーコの心を自分に縛りたいと思うのはやはり自分勝手なことなのだ。

伝えるつもりがない気持ちを抱えた男よりも、ちゃんと想いを伝えてくれる男の側にいた方がキョーコ自身もきっと幸せになるだろうと思う……。

だけど…。

ーーーでも、やっぱり、どうして…っ。どうして……俺じゃないんだっ!!!!

理不尽だとわかっていても、怒りを感じる権利などないとしても、それでも思わずにはいられない。
蓮は手が白くなるほど強く拳を握りしめていた。

スタンバイをしてるのだろう。耳に入ったぷきゅぷきゅぷきゅ。というマヌケな音。この音がさらに蓮をどん底に突き落とす。

今まで馬の骨退治には余念がなかったはずだった。なのにまさか、鶏退治までする必要があるなんて思いもしなかったのだ。

ーーーいや、彼も中身は人間なんだろうが…あんなマヌケな音を出す奴が最上さんとだなんて…やっぱり納得出来ない…。

蓮の虚ろな目に気付いた社が声をかけた。

「お、おいっ!蓮っ!!ちゃんと立て直してくれよっ!もうすぐ呼ばれるぞっ!!」

「…はい。わかってます…。」

わかっているわかってはいるが、どうしても認めることが出来ない。

蓮はまた更に大きなため息を吐いたのだった。



先ほどの蓮の告白からしばらく敦賀の坩堝に嵌っていたキョーコは、お昼ご飯を食べ損なってしまった。

ぐるぐると自分の思考の渦に巻き込まれていたキョーコは呼びにきたスタッフに怪訝な顔をされた。
そのスタッフに促されながら、歩きつつパンパンと羽で頬を叩く。

ーーー本当に私のことが好きなのかな?みちかちゃんみたいな可愛い子よりも?
ほのかさんのように大人で綺麗なスタイルでもないのに?

歩きながら無意識に探すのはやはりあの人の姿。

側を通る時に見つけた蓮の表情は、いつも何か悩みがあって落ち込んでいる時の表情だった。

蓮の眉間に寄せられた眉も、苦しげな表情も、落ち込んだ姿も、全てが自分を思ってのことなのだろうかと、思ったらそんな姿を直視することも恥ずかしくて出来なかった。

キョーコはチラチラと蓮を気にしつつも、スタッフと共に打ち合わせへと向かう。

ーーーあの敦賀さんが…私のことを好き、だなんて…。

そう考えるだけで、頬が真っ赤に染まる。
その響きに頭がクラクラして、甘く痺れる。

ーーーどうしたらいいの?!次に会うとき…どんな顔して会えばいいんだろう。

坊の中に隠れているのは、頬を染めて恋しい人を見る女の子の顔をしたキョーコだった。



ーーーちょっと…大人気なかったかな…。

彼は自分が好きな相手が最上キョーコだと言うことは知らなかったわけだし、きっと悪気があって教えてくれたわけじゃない。
お弁当だって、わざわざ持ってきてくれたのだ。

ーーー彼は不思議と人の心を開かせてくれる。さっきの俺の態度も彼だからこそ見せることができた顔だ。もしかしたら、雰囲気とか、本質的な部分…そう言うところが最上さんと似てるのかもしれない。
それで気が合って、付き合うなんて事になったのかも…。

無理やりそう思って認めようと試みるも、やはりどうしても出来なかった。
他の男の腕の中に収まるキョーコの姿を思い浮かべる度に、胸がジリジリと焦げ、心が悲鳴を上げ、乱暴な気持ちが顔を出す。

再び口から漏れるのは大きなため息。

「蓮っ!そろそろ時間だぞ。」

社に呼ばれて、蓮はまた大きく息を吐いて、立ち上がった。

ーーー彼女を他の男のものになんてしておかない。俺は…彼女を諦めることなんて出来ない。俺は…勝ちに行く!!

漸く心にそう決意を固めて、蓮はビーチバレー為にの整えられたコートへと向かったのだった。



炎天下の元で熱いバトルが繰り広げられる。

蓮は執拗に坊を目掛けてビーチボールを弾け飛ばさんばかりの勢いで打ち込む。

キョーコはその勢いに恐れ戦きながらも、坊としてヘマをするわけにはいかないと必死に応戦していた。
坊の着ぐるみの中で張り付く汗が気持ち悪い。
ムッとした空気が息苦しく感じつつも、キョーコは必死で己の身体を動かしていた。

ーーーあ…れ…?何だか…身体が…思うように動かな…

試合開始から僅か5分後…キョーコはふっと遠のく意識の淵で、目を見開いた蓮の顔を最後に捉えていた。



「坊?!?!」

突然倒れた坊に光が駆け寄る。

「坊?!坊?!どどどどどうしよう!!坊?!坊?!しっかり!!」

「リーダー落ち着いて!!」

「どうしたら?!どうしたらいいんだ?!どうしたら…坊?!坊?!」

取り乱している光に呆気に取られるスタッフ達も、皆どうしたらいいのかわからず戸惑っているようだった。

「落ち着いて下さい。とりあえず社さん、救急車に連絡を、あぁ。あと水の準備を…」

冷静な蓮の声が、周りを落ち着かせた。

「監督、彼を休ませるのに適した場所はありますか?」

「あぁ、確かあっちの方に…」

「わかりました。あ、君、彼を寝かせるために下に敷けそうなものを探して来てくれるかな?」

「は、はいっ!行ってきます!!」

「貴方たち5人は一般客から彼の正体がわからないように、衝立てになりそうなものを探してきてくれますか?」

「「「「「はいっ!!」」」」」

鶴の一声ならぬ、敦賀の一声に、皆が次々と動き出す。

その様子を見て、光は坊の体に手をかけた。

「じゃ、じゃあ俺たちは彼女を…」

「いや、彼は俺一人で充分運べますから、あなたがたは社さんを手伝ってきて頂けますか?水と氷と、タオルが大量にいるはずなので、お願いします。」

「あ、で、でも…」

「「はいっ!わかりました!!ほら、リーダー行くでっ!!」」

渋る光を宥めて、二人が連れ出すと、貴島達が声をかけてきた。

「俺たちは何かする事あるかい?」

「出来れば、彼を扇ぐ為のものを何か探してきてもらえますか?」

「わかった!!」

「わかったわっ!!」

貴島とほのかが駆け出すが、みちかだけは蓮の側から離れなかった。

「私は敦賀さんを誘導しますね?」

こんな時でも自分をアピールしてくるみちかに少し呆れながら、蓮は坊を肩に担ぎ上げた。

ーーーあれ??何か柔らかい??何だろう?これ…。

片口に当たる柔らかい感触に蓮は首を傾げた。

ーーーそれに随分軽いな…。まるで女の子、みたいな…。っ?!女の子?!そう言えば、さっき…

『じゃ、じゃあ俺たちは彼女を…』

光が確かにそう言ったよな?と思いだした蓮は少しばかり動揺した。
女の子なら一緒に住むことも普通に考えられる。
何もおかしなことはないし、キョーコがその子の為にお弁当を作るのも頷ける。

そして、ここまで考えてようやく今までの違和感が解消された。
スタッフではないのにわざわざ坊を探しにきたブリッジロックのメンバー達。
坊が倒れたのを知って、顔面蒼白にしていた光。

ーーーきっと、この坊の中の子に片想いしているのかもしれない。


もし、女の子だったとしたら、自分はなんてことをしてしまったんだ。と、頭を抱えたくなったが、今はそんな場合ではない。

ーーーん?でも待てよ?…なんでこの子は男のフリを…
…いやいや、ダメだ。考えるよりも今は早く着ぐるみから出して手当しないと…。

「敦賀さん?どうかしましたか?」

「あ、いや、急ぎましょう!」

蓮はそう言うとキョロキョロと周りを見回すと、胸が肩に当たらない様に抱え直してスタッフの合図してくれている場所へと慎重に尚且つハイスピードで足を向けるのだった。

「あっ!待って下さい、敦賀さ~ん!!」

こんな時に待てるわけないだろう。と心の中で思いながら蓮はスタッフが呼ぶ方向に向かってずんずんと突き進んだのだった。



「敦賀さん…流石やな。」

「本当に、あれでリーダーより年下なんて詐欺やで…。」

「あぁ、取り乱さずに的確に指示を出しててかっこよかったわ。」

雄生と慎一が話している中、光が頼りなさ気な声で呟いた。

「京子ちゃん…大丈夫かな?」

雄生と慎一は顔を見合わせた。

「大丈夫やって、リーダー!!一年も付き合ってて京子ちゃんのタフさは知ってるはずやろ?」

「え?!京子ちゃんって?!さっきの鶏と関係あるの?京子ちゃんって、うち(LME)のタレントのキョーコちゃん?!」

光達と一緒にタオルや水、氷を用意していた社は目をまん丸に見開いた。
その社の言葉を聞いて三人はしまったとばかりに口をつぐみ、罰が悪そうに顔を見合わせた。

「ほら…リーダーがバラすからやで…。」

「社さん、申し訳ありませんが、坊が京子ちゃんやってことは伏せておいてもらえますか?」

「坊が…キョーコ…ちゃん?!じゃあ今倒れたのは…」

「はい。京子ちゃんです。」

申し訳なさそうに言う三人の姿に、社の顔が一気に蒼ざめたのだった。




「敦賀君!!ここ、ここ!!」

「監督、ありがとうございます。」

用意されたスペースにその身体を横たえ、坊の頭をそっと外した蓮は目を見開き、固まったかと思うと、その顔が一瞬にして蒼ざめた。

ぐったりとしたキョーコの顔を見て、一気に心臓が冷えて行くのを蓮は感じた。

ーードクドクドク

心臓は激しく動いているはずなのに、身体が凍るような感覚になっていた。

そこに水を持って戻ってきた社と光達が現れた。

「れ、蓮っ!!」

「あ…キョ…」

「最上さん!!最上さん?!?!最上さん!!何で君が…しっかりしてくれ!!最上さんっ!!!!最上さん?!」

先程までの冷静な対応は何処へやら。光がキョーコを呼ぼうと口を開いた処で、蓮が顔色を蒼ざめさせたまま、叫ぶように遮りキョーコへ呼びかけた。
一気に狼狽えた蓮にその場にいた者たちが目を見開いた。

「蓮っ!!蓮、落ち着けっ!!」

「社さんっ!!最上さんがっ!!最上さんがどうして!!」

「とりあえず、着ぐるみを脱がして身体を冷やすのが先だろ?!しっかりしろっ!!!!」

社のいつにない厳しい口調に、蓮はハッとした。

「そ、そうですね!早く…早く、脱がさないと…。」

「お、俺がやりますっ!!」

手を貸そうと光が手を延ばしたが、それは、蓮の手に叩き落された。

「彼女に触るなっ!!」

温厚と名高い蓮に、物凄い剣幕で言われてしまった光は、一瞬何が起こったのか分からず、戸惑った表情を見せた。

「な、何だ?敦賀君…どうした?」

監督を始め、スタッフも困惑した様子を見せる中、心得てる社が蓮をリードする。

「俺が胴体抑えとくから、お前がキョーコちゃんを引っ張り出せ。」

「…わかりました。」

そんな社のお陰か、少し冷静になれた蓮は、社の指示通り坊のファスナーを下ろすとキョーコの脇の下に腕を突っ込んだ。
ムアっとした着ぐるみの中の空気に眉を顰める。
まるでサウナのような中の温度に、こんな中に何時間も篭っていたのかと、蓮は唇を引き結んだ。
社が抑えているのを確認して、ずるぅりとキョーコの身体を引っ張り出すと、服はまるでプールに飛び込んだのではないかと言うほどしっかりと湿って肌へ張り付いていた。

そんなキョーコの身体を他の男に見えないように隠しながら、社に呼びかける。

「社さん、氷とタオル、水もお願いします。」

「あぁ。」

社に呼びかけながら、自分は羽織っていたパーカーを脱ぐと、キョーコの服の上に被せた。

「女性の方、手伝って頂けますか?」

蓮の呼びかけに、その様子をただ見守ることしか出来なかったほのかが動いた。

「何をしたらいいの?」

「彼女の足の付け根と、膝裏、あと、脇の下にタオルに包んだ氷を当てて下さい。」

「わかったわ。」

そういいながら、蓮はキョーコの上半身を抱え上げ、ペットボトルの水を飲ませようとしていたが、無情にも口から零れるばかりで、蓮は少し苛立った。

「飲んでくれ…最上さん、飲んで…」

ポタポタとキョーコの口の中を潤すはずだった水が零れ落ちる。
蓮は、ふうっと息を短く吐くと、意を決して唇を引き結び、キョーコに流し込もうとしていたペットボトルの水を自分の口に含んだ。

「え?!おい…蓮?!」

少し慌てた社の声が聞こえたが、蓮には選択肢はこれしか思い浮かばなかった。

ギャラリーが息を呑むのを感じながら、蓮はキョーコの唇に己の唇を重ね、ゆっくりとその口の中に水を注ぎ込んだ。

「んっ…。」

ーーコクン。

キョーコの喉が動くのを確認した蓮は、すぐさま次の水を口に含むと、何度も何度もその動作を繰り返した。

やがて、キョーコがけほけほっと咳払いをしたのち、ぼぅっと目を開いたのを見て、緊迫していたその場の空気が一気に緩んだ。

「…あ…つ…が、…さ…」

キョーコがその目にぼーっと蓮の姿を映して呼びかけた時、蓮は泣きそうな程酷く歪んだ顔をしていた。
だが、すぐ蓮に強く抱きしめられたことで、キョーコにはその顔は見えなくなった。

沢山の人に見られている中で抱き締められ真っ赤になったキョーコが、慌てて蓮の身体から離れようと蓮の腕に手をかけたのだが、その時、蓮の身体が震えていることに気付いた。

「つるが…さん?」

呼び掛けに答える変わりに蓮の抱き締める腕に力が篭る。

そっとキョーコがそんな蓮を気遣うように、蓮の腕を摩った。

ーーー泣いてる…の?

何と声をかけたらいいのかわからなかったキョーコは、そのまま蓮の腕をキュッと握り締めて、蓮の胸に顔を埋めて身を委ねた。

スタッフ達もそんな二人をただただ赤面して某然と見つめていた。
光は顔面蒼白で、真近で見てしまったほのかは赤面し、みちかも他のスタッフ同様呆然としていた。

「良かった…」

しばらくして、蓮が漸く言葉を発したので、キョーコはそっと蓮を見るために顔を上げた。

「君は…すぐ無茶をするんだから…。」

そう言う蓮の顔は安堵の中に、苦しさを混ぜたような表情で、目元が微かに濡れていた。キョーコは申し訳なさそうに眉尻を下げる。

「ごめん…なさい…」

確かめるようにそっと頬に触れた蓮の手にキョーコが頬を寄せる。
何度も頬を撫でた蓮はやっと安堵の色を深くした。

「良かった…君が無事で…本当に、良かった…。」

「敦賀さん…」

心の底から安堵している声に、キョーコはまたもや胸が締め付けられる。
蓮はギュっと唇を噛み締めた。


蓮の心は、複雑だった。

失うのかと…思ったのだ。
坊の頭を取った時にキョーコのグッタリとした顔が現れた時は…肝が冷えるという想いを本気で味わった。
嘘だと、これはキョーコじゃないと思いたかったが、そこにいるのは紛れもなく想い人のキョーコで…。

自分の坊にした仕打ちや、言動を思い返すと、キョーコが倒れてしまったのは自分のせいでもあるように思え自己嫌悪にもなる。

その反面、坊がキョーコ自身だったことで他の男のモノになったと思っていたことがただの誤解に終わったことへの安堵と、誤解により怒りを爆発させ追い詰めてしまったということに後悔。
ついでに本人と気付かないまま愛の告白まがいのことまで言ってしまっていたのだ。
心の中の全てがもうぐちゃぐちゃで何が何だかわからない。

ただキョーコが蓮の腕の中で目を覚ましたこと。そして今、キョーコの瞳に映っているのが自分自身だと言うこと。
それだけが事実で、蓮に安堵の気持ちともう誰にも渡したくないという想いが一気に膨れ上がる。

他の男になんて触れさせたくない。自分の側から離したくない。

ーーー好きなんだ!!君だけが本当に本気で誰よりも何よりも大切で愛してるんだ!!!!

蓮の心が爆発しそうなほど、その想いが膨らむ。

蓮はキョーコの頬を撫でていた親指の動きを止めると、ジッとキョーコの目を覗き込んだ。

潤んだ瞳の中には迷いや困惑こそ見えど、蓮の手に擦り寄るように寄せられた頬。
自分自身が一番大変な目にあっていると言うのに、蓮を気遣う表情を見せるその顔に、蓮はもう止めることなど出来なかった。

頬に当てていた手をキョーコの首の後ろに回してそっとキョーコの頭を持ち上げ、その唇に己の唇をそっと重ねた。

突然のことに周りの空気が一気に張り詰めたことが蓮にわかっても、その行為は止められなかった。

何度も何度も角度を変えながら唇を重ねる。

溢れ出した想いは簡単には止めることは出来なかった。

抱き締める腕に力を籠めて。もう絶対に離しはしないと、蓮は心の奥に誓うのだった。


(続く)



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展開…結構読めてた人いますよね?(笑)
王道突っ走ってる感がヒシヒシと♪(´ε` )

一応、インターネットで調べはしたけど、熱中症処置が間違ってたらゴメンなさい(汗)
症状と、目覚めたときの様子もイメージで書いてますっ!!!!


実際と異なるかもしれませんが、大目に見ていただけるとありがたいですっ!!

色々と前回までを遊び過ぎたので、まとまりが悪くなってるぅ~!
次回も時間かかるかもですっ!!