今日、Amazonから一冊の写真集が届きました。『世界の空港~Airports~』――2012年の私への一足早い「お年玉」です(笑)。
私は飛行機が大好き。若い時から、落ち込んだ時の一番の処方箋は「空港へ飛行機を見に行くこと」でした。飛行機が大空へ飛び立つ瞬間を見ていると、さっきまでふさぎこんでいた気分がパーッと開けていくのです。もちろん乗るのも大好きです。今年は仲良しの書道家・矢部澄翔さんとご一緒したカタール航空での空の旅が快適でした。いつか仕事で世界中を飛んで歩けるようになりたい!との学生時代からの夢を忘れないために、デスクウォールには常に飛行機の写真がコラージュして貼ってあります。今はアジアに興味津々で、来年こそは上海や香港に行ってみたいと思っていますが、夏には某企画のお仕事で「北欧」へ行かせていただけるかも?知れません。実現するといいなぁ。
次屋妙子のサプライズ☆ラボ
飛行機と言えば、ANA全日空の「きたえた翼は、強い」というコピーがたまりませんね(笑)。CMもセンスがいいです。そう言えば最近、「自分の翼」を鍛え上げた方のドキュメタリー番組を観る機会に恵まれました。NHKハイビジョン特集「情熱のタクト 指揮者佐渡裕 ベルリン・フィルへの挑戦」――。たまたまこの日、偶然TVをつけたらちょうどこの番組が始まるところだったのですが、午前2:35からの放映だったにも関わらず、結局最後まで(4:04までの89分間!)釘付けになって見入ってしまいました(笑)。放映日がクリスマスイブだったこともあり、私にとっては思いがけない素敵なクリスマスプレゼントとなりました。
やっぱり、努力の人にはかなわない。情熱の人にはかなわない。――素直にそう思いました。ご存知の方も多いかも知れませんが、佐渡さんは「小学校の卒業文集」に「ベルリンフィルで指揮をとりたい」と綴ったそうです。小学生のくせに、早熟だなぁ(笑)。しかし、その途方もない夢に挑戦し続け、何と今年、「50歳」でその夢を叶えることができたのです!佐渡さんのその、奇跡のような軌跡に涙が止まりませんでした。真夜中に一人、TVの前でスタンディングオベーションをしてしまいました。

思えば、あのイチロー選手も「僕の夢は一流のプロ野球選手になることです」と、作文に綴ったのが小学校6年生の時でしたよね。更に、少し前に放映されたNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に登場された、宇宙飛行士の若田光一さんも宇宙への憧れを抱いたのが「5歳」の時だったというから驚きです。番組の中で、「人の価値は、努力の量で決まる」と仰っていた若田さんの声が今も耳朶から離れません。佐渡さんにしても、イチロー選手にしても、若田さんにしても、皆「心血、人の千倍」――との恩師の言葉を思わず思い出さずにはいられませんでした。
「情熱」は間違いなく飛び火します。私は佐渡さんたちから情熱の火種を点火され、丸焦げになりながらも、2012年は自分の翼もしっかり鍛えて行こうと、決意を新たにしたのでした。
一年間ブログをお休みしておりましたが、来年からはまた少しずつ更新して行きたいと思っています。2012年もご愛読の程、よろしくお願い致します。皆さま、どうぞ佳いお年をお迎え下さい。