数多くお問い合わせをいただいていたので、そろそろこの辺でタネ明かしを(笑)。
昨年、連載させていただいたフォトエッセイのご紹介です。
ブログは一年間お休みしていましたが、実はひっそりと文章は綴り続けておりました(笑)。
味の素Jinoさんの月刊誌で、巻頭ページでの連載を担当させていただいていたのです。
自分の名前を冠した初のフォトエッセイの連載ということもあり、物書きの端くれとして、非常に光栄なお仕事でした。
タイトルは――次屋妙子の心を磨くフォトサプリ 【美心集】です。
五感を研ぎ澄ませながら、その月に見合ったテーマを見つけ、タイトルを決め、文章を綴り、写真に納める。毎月、四季を先取りしながら、まるで日常の中に「句読点」を打って行くかのように、〆切りと格闘する日々。暮らしの中の小さな歳時記や、眠っている詩心を一つひとつ拾い集めながら、パッチワークのように言葉を紡いでいく作業は、自分自身との闘いでもありました。「〆切り」は、人を成長させますね(笑)。

普段は女性のポートレイトを中心に人物写真のお仕事をさせていただいておりますが、「物撮り」のお仕事は本当に久しぶりでした。
自分の文章に添える一枚の写真を切り取るために、あれこれ思いを巡らせる「写真の時間」は、どれほど“特別”だったことでしょう。
「写真は写心」――がモットーの私にとって、自分自身と向き合える貴重な時間でもありました。
元々料理や雑貨の写真を撮ることからカメラの世界に入ったので、本当の意味で「原点」に立ち返らせていただくことができました。
夢は「公言」することで加速度を増すと言いますが、いつの日か自分自身のフォトエッセイ集を出すことが夢です。
ちなみに、昨年一年間のラインナップは以下の通り。

1月 睦月の章「暮らしの中の歳時記」
2月 如月の章「自分へのご褒美」
3月 弥生の章「母とお雛様」
4月 卯月の章「ワタシの開花宣言」
5月 皐月の章「大人ピクニック」
6月 水無月の章「真珠の指輪に寄せて」
7月 文月の章「旅へのオマージュ」
8月 葉月の章「涼の愉しみ方」
9月 長月の章「魔法の鏡」
10月 神無月の章「果実の頃」
11月 霜月の章「おもてなし上手」
12月 師走の章「今年の私が一番すき」


次屋妙子のサプライズ☆ラボ