先日、2年ぶりに韓国へ行って来ました。今回も旅をご一緒したのは、“ソウルメイト”の矢部澄翔さんです。彼女との海外旅行は、去年のオマーン出張以来だったので、約7ケ月ぶり。韓国は3度目となります。今回も飲んで、食べて、笑って、泣いて。ソウルフルな熱い5日間でした。
今回は二人のご褒美旅行も兼ねているので、憧れの新羅ホテルにステイ。韓国随一のホテルと称されているだけあって、私たちの宿泊期間中にも、ちょうど訪韓中のスウェーデン国王ご一行が宿泊され、何度かロビーや中庭などでお目にかかることができました。

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次屋妙子のサプライズ☆ラボ基本、韓国はタクシー料金が非常に廉価なので、どこへ行くにも安心で確実な交通手段として重宝しますが、今回は初めて地下鉄にも挑戦してみました。でもハングルが読めないと、乗り換え等はちょっと不便かも。そう言った意味でも、「マーク」は万国共通の“言語”。あらためてデザインの大切さを痛感することができました。車内は非常に広々としていて快適でした。シルバーシートは空いていても、座る若者など一人もいません。地元の友人曰く、厳しい暗黙のルールが存在するようです。

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一方タクシーですが、中にはビックリするほど流暢な日本語を話せる運転手さんもいるので、移動手段にはやっぱり一番オススメです。本当にリーズナブルなので、観光客にはとっても強い味方です。
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次屋妙子のサプライズ☆ラボ翌朝からは、韓国人デザイナー51名と郊外へバス旅行に出発。実は今回の旅のもう一つの目的は、このセミナー合宿に参加することでした。デザイナーズ集団「オウリム」は、「心に響く言葉をつむぐ人たち」という意味のプロフェッショナル集団で、韓国ドラマの題字等も手がける大変著名な書家・李先生の計らいで、澄翔さんと私もご招待をいただき、特別に参加させていただけることになったのです。ソウルからバスで3~4時間ほど行ったインゼのネリン川では、なぜかラフティングもすることに(笑)。まだ肌寒い時期でもあったのに、調子に乗って川で泳いだりしたものですからすっかり風邪をひいてしまったのですが、声が枯れるほど大笑いしながら2キロの川下りを楽しんで来ることができました。

夜は澄翔さんと私とで、「映像セミナー」を開催。まずは冒頭、3.11に際し多大な支援をしていただいた韓国の方々にお礼を述べさせていただいた後、被災地の模様をカメラに納めたオリジナル映像作品「それでも花は咲いていた」を上映。泣いて下さっているデザイナーさん達も居て、フォトグラファーとして何だか一つささやかなミッションを果たせたような気がしました。その後、昨年ご一緒させていただいた澄翔さんのオマーンでの活躍の模様を映像で紹介。皆、アラビアという未知の世界に興味津々の様子でした。まさに「百聞は一見に如かず」ですね。

その後、野外でBBQをしながら、延々朝の4時まで「書道パフォーマンス大会」でした!全51名が「今の気持ち」を書にしたためるという課題付きの苛酷なBBQ大会でしたが、その盛り上がりようと言ったらありませんでした(笑)。寒さと眠気で何度も気を失いそうになりましたが、大切なコンペでもあったので、審査委員長の澄翔さんは特に責任重大だったと思います。あんな時間までお肉が粛々と焼き続けられていること自体、相当な「非日常感」満載でしたが、それ以上にみんながフツーに飲んだり食べたり、歌ったり踊ったりしていることがインパクト大で、終始圧倒されっぱなしでした。さすがの日本代表「夜更かし番長」も降参です(笑)。翌朝はさっそくコンペの審査発表会!寝不足も何のその、みんなで再び大いに盛り上がりました。韓国の人たちと一緒にいると、なぜか日本にいる時以上にのびのびと元気ハツラツなワタシです(笑)。不思議と波長が合うみたい。
最後はみんなで記念撮影。カリグラフィーデザイナー、WEBデザイナー、和紙デザイナー、イラストレーター、映像ディレクターなど、韓国で活躍中の若手クリエーターたちで構成されている「オウリム」ですが、何とこのたび大変光栄なことに、澄翔さんとワタクシも、この「オウリム」の特別会員にしていただくことができました。文化の大恩の国、韓国の友人たちからの真心の友誼に、胸が打ち震える思いでした。감사합니다!

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渋滞に巻き込まれながらも、夕方無事ソウルに到着。そのまま再びみんなでご飯を食べに行くことになりました(笑)。今度は、韓国では庶民的な料理として幅広く親しまれているという、テジコギ(豚肉の鉄板焼き)専門店に連れて行っていただきました。大勢で囲む焼き肉の何と美味しいことか!しかも、目の前で男の人たちがすべて焼いてくれるので、私たち女性陣はひたすら食べ続けるだけでいいという、こんな幸せなことがあってもいいのでしょうか(笑)。日本にいるとついつい「鍋奉行」を買って出てしまうワタシにとって、考えられないシチュエーションです。とにかく韓国の男性はビックリするくらい優しいんですよ。本当にジェントルマンばっかり。焼いたお肉は、青唐辛子のスライスやキムチ、ニンニク、玉ねぎなどをサムジャン(味付け味噌)と一緒にサンチュやエゴマの葉などにくるんで食べるのですが、更にそれを「あ~ん」させてくれるのが、本場韓国流!よく友情の印に食べさせ合いっこするのだそうですが、男性たちから「あ~ん」してもらうたびにイチイチドキドキしてしまいました(笑)。

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私たちもお返しに、キムチや豚肉をチョキチョキしてみましたよ。食べ物に直接ハサミを入れる習慣のない私たちにとっては、ちょっとぎこちない手つきだったかも知れませんが、気分だけでも“なんちゃってオモニ”。この美味しそうな写真を見るだけでも、白いご飯3杯はおかわりできちゃいそうでしょ?(笑)ソウルフルな旅は、まだまだ続きます。後編につづく。

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