「ソウルフルな旅」の後編では、明洞(ミョンドン)や仁寺洞(インサドン)で過ごした、「一日だけのオフ」の様子をご紹介したいと思います。
まずは、明洞(ミョンドン)編。ソウルは3度目ですが、明洞へ行ったのは今回が初めて。観光地としても名高い街ですが、ショッピングやエステなどをいっぺんに済ませたい人には便利な場所かも知れません。個人的な感想としては、何だか「新宿東口」っぽいなぁという第一印象でした(笑)。そんな中、一番興味をそそられたのは、韓国女子達の「手繋ぎ」現象!全員が全員そうしているワケではないけれど、かなりの確立で女性同士が手を繋いで歩いているか、腕を組んで歩いている姿を目撃しました。そう言えば……むか~し昔、その昔、ワタシがまだ小学生だった時、休み時間になると、仲良しグループの女子達みんなで腕を組んでトイレに行っていた記憶がありますが、まさにそんな感じ!デジャビュかと見まがうほどに、ソウルの街の至る所で手繋ぎ女子達を見かけました。極めつけは、韓国のお母さんたちまで!3人仲良く手を繋いで歩いている姿は、結構衝撃的でしたね(笑)。でも、郷に入ったら郷に従え?私たちも試しに腕を組んで歩いてみましたよ(笑)。

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皮の専門店や、コスメショップ、韓国海苔のお店などを一巡した後、遅めのランチに選んだお店がコチラ。その名もズバリ「明洞餃子」(ミョンドンキョジャ)。明洞へ行ったら、一度訪れてみたいと思っていた手作り餃子の超人気店です。行列覚悟で行ったところ、意外にもすんなりと店内に通され、お目当てのカルグッス(平麺手打ちうどん)とマンドゥ(餃子)を注文することができました。麺にはワンタンもぎっしり乗っているので、ボリューム満点。とても一人で食べきれる量ではありません。日本のきしめんに近い食感で、味付けも非常に日本人好みだと思います。その上、ご飯とキムチまで無料で付いて来るので、地元の人たちがカルグッスだけを注文していた理由がよ~くわかりました(笑)。腹ぺこの人にはもってこいのお店かも。それぞれ8000W(約640円)とお手頃価格なのも嬉しいですね。

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今回はエステも明洞で。数あるエステ専門店の中から「皇后夢(ファンフモン)」というお店をチョイスしてみました。日中、ショッピングの合間にマッサージしてもらおうかとも迷いましたが、イチイチお化粧直しをするのも面倒です。それより一日の終わりにゆっくり施術してもらった方が「ご褒美感」がアップするような気がしました。しかもこのお店は24時間オープンしている上、ホテルまでの往復送迎付き!結局、夜9時にホテルへ迎えに来てもらい、2時間たっぷり全身のアロママッサージ。束の間のお姫様気分を満喫することができました。

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話が前後しますが、続いて仁寺洞(インサドン)編。この日の午後は明洞で食事をした後、仁寺洞(インサドン)へも足を伸ばしました。ここは4年前に澄翔さんが初めて個展を開いた想い出の場所でもあり、明洞とは赴きの異なるとても文化の薫り高い街です。骨董品や掛け軸、筆や和紙などの専門店も軒を連ね、そぞろ歩いているだけでも小さな美術館をハシゴしているかのよう。特に仁寺洞は、私が「韓国のお母さん」と慕う筆屋の女将さんもいるせいか、この街に来るとなぜかいつもホッとします。

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ちなみに、仁寺洞のコンビニとスタバはこんな感じ。
美味しそうな屋台も並んでいますが、オシャレなカフェも多い街です。雰囲気としてはどこか表参道っぽいかも。

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帰国する日も、再び仁寺洞へ。この日は平日だったにも関わらず、李先生をはじめ、デザイン会社の若手社長さんたちが私たちのために送別会を開いてくれました。もちろん、昼間から焼き肉とお酒(笑)。焼き肉はもちろん、竹の中に墨を入れた、栗のおこわも絶品でした。連日こんな調子で美味しいものばかりを食べていたので、さぞ体重が増えてしまっただろうと覚悟していたら、思いの外1キロも痩せていてビックリ。謎(笑)。
こうして、最後の最後まで私たちの面倒を見てくれた韓国の友人たち。彼らの変わらぬ友情の深さに、いつも頭が下がるばかりです。文化の大恩の国は、プライスレスな友誼の国でもありました。別れ際、今回もまた大粒の涙をこぼしてしまいました。大粒の涙どころか、人目も憚らず声を出して泣いてしまいました。韓国に来ると、いつもそう。感情が100%露わになり、心が「ひらけごま!」ってなるのです(笑)。でも、泣いているのはワタシだけではありませんでしたよ。手を振り続けてくれていた韓国の男性陣たちの目にも涙が光っていました。タクシーに乗ったあとも、涙が止まらないワタシ。そんな横で、大人な澄翔さんは半分呆れながらも笑っていましたけど(笑)。ワタシにとって、旅はいつでも「学校」です。

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金浦空港では、大の仲良しのキム兄が見送りに来てくれました。〆切りの合間を縫って、駆けつけてくれたそう。(実は今回、韓国に到着した時にも空港まで迎えに来てくれたのはキム兄でした)。もう逢えないと思っていたので、彼の誠実さと友情にも思わず胸が熱くなってしまいました。韓国の人たちって、どうしてこんなにアツイんだろう?どうしてこんなにお世話好きなんだろう?(笑)次回彼らと再会するまでに、韓国語を少しでも勉強しておきたいと思います。韓国は近くて遠い国ではありません。大切な友人たちのいる、第二の心の故郷です。
以上、ソウルメイトとのソウルへのソウルフルな旅でした。澄翔さん、カムサハムニダ~。また一緒にお出かけしましょうね。アンニョ~ン。

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