次屋妙子オフィシャルブログ

この夏、約二週間に渡って、撮影のお仕事のため、アメリカはオレゴン州へ行って来ました。公私共に大の仲良しの書道家・矢部澄翔さん の密着取材をさせていただくためです。実は2011年にも、中東のオマーンへご一緒させていただいたのですが、その時以来、彼女の「World Performance 世界書紀行」というプロジェクトをプロデュースさせていただいております。今回は、その第二弾。川越姉妹都市国際交流事業というミッションを担っての渡米でした。埼玉県川越市は、オレゴン州にあるセーレム市と姉妹都市関係を結んでいるのですが、そのセーレム市で開催される「WORLD BEAT FESTIVAL」に、川越の代表として澄翔さんが派遣されることになったのです。川越生まれ川越育ちの澄翔さんは、生粋の川越っ子。まさに“親善大使”として、最もふさわしい女性です。

澄翔さんには何とも言えない「華」があります。舞台本番中の気迫と美しさと言ったら、もう息を呑むほど。私自身、現場で彼女を撮影していると、何度となく鳥肌が立ちます。普段はフォトグラファーとして、彼女のポートレイトを数多く撮影させていただいておりますが、海外ではビデオグラファーとしてムービー撮影に専念。前回のオマーンでの密着取材 同様、今回も全て私一人でカメラを回さなければなりませんでしたので、いかに責任の重いミッションだったかはご想像いただけるかと思います。ムービー撮影は、“瞬間”を切り取るスチール撮影とは全く違う脳みその回路を使うので(笑)、その緊張たるやハンパではありません。でも「映像」にしか表現出来得ないこともいっぱいあるので、もしも女性が自分の強味を可視化したければ、やっぱり「動画」は最強のブランディングツールになると思います。そういった意味でも、いつの日か「百花TV」というプログラムを立ち上げ、より多くの女性たちの活躍を映像でご紹介できたらいいなぁと思っています。

アメリカに滞在していた二週間は、あらゆる場面で「プロデューサー力」が問われました。特に今回のPVには「アメリカっぽさ」や「オレゴンっぽさ」が必須です。時間や予算が限られている分、事前のロケハンなどは一切できませんでしたが、いかにして「運」を味方に変えて行けるかどうか――幾重にも私自身の「こだわり」が試されました。 ありとあらゆる制限の中で、一切妥協することなく、最善&最大&最強の結果を出したい!と強く念じていたせいでしょうか。やっぱり最後には、ある“奇跡”が起きたのです。さて、最終的に書道家・矢部澄翔さんは一体どこでPVの撮影を敢行して来ることができたのでしょうか。その種明かしは、ぜひ「本編」でお楽しみ下さい(笑)。
既に完パケは納品済みですが、澄翔さん的には、川越市国際交流委員会に事業報告に行く11月13日(水)を「本編」公開日にしたいのだそうです。……というワケで、今日のところは1分55秒の「予告編」 をお届けしたいと思います。YouTube用に少し画質を落としてありますが、澄翔さんの魅力とオレゴンの風景をお楽しみいただけましたら幸いです。