昔から、本を読むことが大好きでしたが、なぜか「本を読んでいる人」を見るのも、たまらなく好きです。特に、電車の中で文庫本を広げている人なんか、大好物(笑)。そのせいでしょうか。私の周りには、無類の読書家の友人がたくさんいます。彼らと一緒にいると、それだけで知的好奇心が刺激され、世界が一気に広がります。
親友のMちゃんもそんな読書仲間の一人。彼女と二人で始めた「読書会」も今年で20年目を迎えました。毎月共通の課題図書を決めては、月に一度、本の読後感を語り合う、ささやかな二人だけの“学校”です。とは言え、特定の校舎があるわけではなく、ある時はカフェでゲーテを繙き、ある時はホテルのラウンジで千利休を語らい、ある時はお互いの家が“教室”になることもしばしば。時に「課外授業」と称して、朝一番で映画を観に行ったり、美術館や音楽会に足を運ぶことも、私たち流の「読書会」です。

最近、「pinterest」というピンボード風の写真共有サイトにハマっていて、様々な写真をコレクションしています。いわば、電子版スクラップブックのようなもの。もちろん「本を読むひと」のボードも作成し、夜な夜なガン見中(笑)。特に、このマリリンモンローの写真がお気に入りです。本を読む女性の横顔って、何て美しいのでしょう。どんなに眺め続けていても、決して見飽きることがありません。