私の家系は公務員と教員が多いです。
教員はもう揃いも揃って「部活の顧問やりたい」が前提のちょっと熱めの人ばかり。
だから小さな頃に従兄弟たちと集まってトランプや人生ゲームをやるとみんな負けず嫌いで勝つまで止めないエンドレス。
その熱い血筋の頂点にいるのが父の兄①なのですが、さすがに米寿なので少しはおとなしくしていて欲しい!
しかし、双子の父の兄②がまだ現役で仕事をしているので、そんな仕事(幼児の小学校受験フォロー)なら自分の方が優れていると、いきなり生徒募集を始めたのが去年。
生徒集まる。集まる。
だって、ザ名門校の教員で海外の大学でも8年教鞭をとり、その後も大手幼児教育会社にも席があり、、、。
その経歴を出すと、秘密のポイントを聞けるんじゃ?とかうまくいけば特別なルートで、、、と期待する人も出てくるのです。
でもいい加減こんなに年をとると、ただの説教お爺さんなワケです。
ぶどうの正式な食べ方とか知っている人もいないし、「おぷう」に種をいれるとか聞いても「は?」じゃないですか?
そのおぷうなるぶどうのタネ入れ袋を夜な夜な折るのは私‼️
お箸の使い方の練習のために丸い竹箸を探し、幼児用に短く切断し、ササクレた部分にグラインダーをかけるのも私‼️
そして、お母様たちに「付け焼き刃で、好きな料理を『お母さんの作った○○です。』と言わせたいなら最低でも3年間月にこのくらいのスパンで作らないと嘘はバレます。」などという信憑性あるのか?なマニュアルのリライトをするのも私‼️
正直にいうと、親が着物をすぐに着て出かけられるくらいの経験の積み重ねとか時間の余裕があるか、ホントのデキールくんでないと名門校は難しいと思います。
そういうのにつけ込むみたいでいやらしいと叔父とも言い合いになることもありました。
でも結果として今年は全員どこかしらの合格いただけたと聞いて胸を撫で下ろしています。
、、、が、その中の1人が、ちょっと不本意だったようで、叔父が勤めていた学校の中等部にチャレンジしたいと言うのです。
88歳+6年
うーむ、生きてたとしてもそんな指導なんてとんでもない‼️
絶対断ってよーと思ったのに
「考えさせて」と預かりに。
こういうところがもうボケていると思うんだけれど。