続き

「あのよ、性格ってもんは変えられるだろ?でも、顔は一切変えられないんだぜ。

だから俺は性格重視って言ってるヤツらが嫌いだ。」

なんて、名台詞っぽい言葉を発して、すげー美人の人に告白して思いっきりフラれてた先輩いたなー。


先輩元気かなー。


なんて、過去に思いふけったとしても、目の前にはシュレック2匹。


いやもとい、見事なまでに、ガリッガリの子と、シュレックみたいに…ふくよかな子?が、手を振りながらやってくる。

※お前も顔を鏡で見てみろだの、誹謗中傷メッセージ来たら、悲しさと切なさと愛おしさでドキがムネムネしちゃうんで、先に言っておきますと、

後にこの2人とは今でもすげー仲良しで、飲み友達でお互いブスブサイク言い合えるようになっており、勿論記事にする事も承諾してくれてますw



そう。

シュレックとゾンビが、目の前にいるんです。そしてひめちゃんと親しげに話してるんですよ。


シュレック「遅れてごめんねー!ヤバーい!」
ひめちゃん「大丈夫大丈夫!」
ゾンビ「電車ガン遅れでさー、マジで~」

うーじ、たくま「…。」


ひめちゃん2匹が会話をした時点で、こいつらがとんぬらの言う"可愛いコ"と言う事は確信に変わり、とんぬらの処刑に伴い、僕とたくまの地獄のうん時間が確定したワケでして…。



時刻は夕暮れ時。

冬。


たくまなんてめっちゃオシャレしてきたんだからね!!

金掛けてさ!!



べっ、別に僕はそんな合コン?の為に気合入れて前日に美容室いったり着る服迷ったりしてないんだからね!!!



…兎に角激しい喪失感に苛まれながら、ひめちゃんのメンツに免じて、たくまとアイコンタクトのみで、

1,2杯飲んだところで別の用事が出来たとか言ってパチンコ行って帰ろうぜ。


と、以心伝心おういえ。


んで、居酒屋を予約してあるとの下僕とんぬらが発言。

たくま「えっとさ…この時間だし、映画とかどーよ、急きょだけどさ。」

とんぬら、うーじ「えっ?」


全く以心伝心じゃ無かった件について



ひめちゃん、2匹が同意した為、急きょながら、映画を見るって事でイクスピアリに葛西から移動。

移動中に女のコに隠れてたくまに真意を聞くことに。


うーじ「何故?!何故伸ばした?!1、2杯飲んでバックれりゃ良かったじゃんよww」
たくま「いやそーなんだけどさ、俺今見たい映画あったし、映画だったら、2匹の顔見なくて済むくね?会話も無くていいし。んで、そのままお疲れ~でもひめちゃんのメンツは保たれるくね?」


てっ…天才はここにいた。だからモテるのか、お前。


さてそういう訳でいざ映画館へ行きました。


行きましたんですが、この時点でやっと気付きましたよ。

席。


こりゃもうね、小学校の席替えばりに重要ですよマジで。


あの頃は好きな子の隣になれたのに、ツンケンしちゃったけど…今は…

いや、今ならめっちゃ優しく出来る気がする。おういえ、ビバひめちゃん。


指定席の運試し、出来ることなら片側一般客、若しくはたくま、最悪とんぬら。

そしてもう片側は…本日の女神、ひめちゃん。


受付のお姉さんが渡してくれる発券されたてホヤホヤのチケットを、遊戯王の俺のターン!!ばりのテンションでドローする。



結果

シュレック  うーじ  ゾンビ  とんぬら  たくま  ひめちゃん


の順な訳だが。


何故なのか。


たくまがひめちゃんをしたり顔でエスコートしている様を見てたくま=とんぬらのトコまで株下がったぜ、大暴落だぜ、べいべ。


とんぬらに決死のトレードを申し込もうと振り返ると、目の前にシュレック。

シュレック「何やってんの、早く進んでよー、ヤバーい」
うーじ「あっ、ごめんなさい。」



何に謝った僕?!!つい勢いで言ったけど何の謝罪なんだwwww


と自問自答していると


ゾンビ「フラフラ歩くとドリンクこぼすよ、マジで~」


うん、むしろ貴様の顔にブチまけてやりたいぜ☆


さて、映画はと言いますと、何を見たのかさっっぱり覚えておりません。笑

シュレックの方が、髪を触るのがクセっぽくて、しかもそれが異常なほど いい匂い だったことくらいしか覚えてませんwww


そして見終わって、外に出ていざ帰ろうかとしておりますと、


ゾンビ「ねーねー、まだ時間浅いし飲み行こうよ~マジで~」
シュレック「そーだよね~、どーおー?ヤバーい」


いやおいちょっと待てよと。

たくまの名案のおかげで帰れるようになったのに、コレでまたふりだしに


たくま「いいね、行こうよ。ひめちゃん行くでしょ?」
ひめちゃん「うん、たくまクンいくなら~」


うーじ、とんぬら「ファッ?!!!」


続く笑

うーじ