学校カウンセラーと無記名アンケート | Apple

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障害児教育と毎日のつぶやき

小4女児が虐待死した問題で、

学校で行われたいじめアンケートが父親へ開示されていたことが分かり問題になっている。

 

学校内で行われるアンケートは、

無記名であっても座席順に回収されることがほとんどなので、

 

先生側はだれが書いたか見当がつく。

 

字体を見ても、大体見当がつく。

 

賢い子供はそれに気づいているので、本心なんか書かない。書けない。

 

そして、今回のようなことも起こりうる。

さらに、記名式のアンケートに子供が書く内容は、本当に切羽詰まってのことなのだろうと思う。

それを、漏らしてどうする。

 

同じことが、学校カウンセラーにも言えることがある。

学校カウンセラーには、相談者のプライバシーを守る観点から守秘義務があるため、相談内容は一切漏れないはずと思っているかもしれないが、実際のところ、詳細までは漏らさないものの、誰が、どんな相談をしましたという報告が担任や教職員にされている。それを受けて、学校側も虐待やいじめなどの対策を練るわけだから当然なのかもしれないが、生徒や保護者の立場としては、先生に相談できないから、わざわざ学校カウンセラーに相談している(それ以外の事例もだろうが)ので、担任の先生に対応してほしいとは思っていないのではないかと思う。むしろ、担任の先生に対応を期待していないからこそ、学校カウンセラーに相談しているのだろう。

 

ちなみに保護者が、学校の不満や子供の悩みを学校カウンセラーにしたりする機会が設けられていることが多いが、

当然のごとく、相談した内容は担任や教職員に漏れていると思っていた方がいい。カウンセラーとの相談で完結するような内容であれば、報告されないこともあるが、いじめや子どもの心身に関わるような内容は、教職員と共有されていることが多いだろう。

 

そんなわけで、私自身も子どもの学校の学校カウンセラーを受けたことがあるが、実態を知っているからこそ、本音でしゃべらないでおこうと思っていたけれど、

 

そこはさすが、本職のカウンセラー

 

上手い感じに本音を引き出してくるので、ついうっかり本音でべらべらしゃべってしまった私。あ~これが、担任の先生と共有されていたら超恥ずかしい(笑)あ~ヤダヤダ!と相談したことをさらにもやもやしながら帰路についたものです。

 

学校カウンセラーやアンケートは、有効に働くこともたくさんあると思うので、利用・活用方法をしっかり管理して運用してほしいと切に願います。